こんにちは!
「びじたまアカデミー」学長のびじたまです。
これまで、
「プロ意識」
「コミュニケーション」
「謙虚さと素直さ」
といった、
社会人として土台となる心構えをお伝えしてきました。
社会人1年目で知っておくべき心構え第4回となる今回は、
あなたの成長スピードと信頼度を一気に高める
「4.主体的に動くこと」
についてお話しします。
「主体的」と「自主的」の違い、説明できますか?
「主体的に動こう」とよく言われますが、
少し抽象的で難しく感じることはありませんか?
そこでまず質問です。
「主体的」と「自主的」
——この2つの違いを、あなたは言葉で説明できますか?
なんとなく使っている方も多いと思いますが、
この違いを理解し実践することが、
社会人としての成長や信頼につながります。
「主体的」と「自主的」の違いとは?
項目 | 自主的 | 主体的 |
意味 | 決められたことを、自分の意思で積極的に行うこと | 今、何をすべきかを自分で考え、行動を起こすこと |
前提 | 既にあるタスクやルールが存在する | 状況や課題を自ら見つける |
行動の起点 | 与えられたことを効率的に遂行する | 必要性を感じたことを提案し、自ら動く |
特徴 | 自発性・協力的な姿勢 | 創造性・当事者意識・結果への責任感 |
例 | 上司に言われなくても、定時前に出社しデスクを整える | 会議の目的や読み手を意識して、分かりやすい議事録フォーマットを提案・作成する |
主体的であることは「責任感を持つこと」
主体性には、
「自分が判断して動くからこそ、その結果にも責任を持つ」
という大切な側面があります。
たとえば、
資料の作成方針を自ら決めて動いたなら、
「この構成でよかったのか」
「もっと伝わる工夫はあったか」
まで振り返ることが、主体性の本質です。
つまり主体性とは、
「自ら考えて行動し、その結果に対しても当事者意識を持つ姿勢」
とも言えるのです。
主体的に動くための3ステップ
では、
どうすれば主体性を高められるのでしょうか?
今日から始められる3つのステップをご紹介します。
1.「何か手伝えることはありますか?」と声をかける
自分の仕事が終わった後、
周囲に目を向けてみましょう。
「何かお手伝いできることはありますか?」
という一言には、
チームへの貢献意識だけでなく、
仕事全体を把握しようとする視野の広さが現れます。
これが、
あなたが「ただの作業者」から
一歩抜け出す大事な第一歩になります。
2.言われたことの「一歩先」を考える
指示通りに動くだけでは、
主体的とは言えません。
「なぜこの仕事を頼まれたのか?」
「この成果物を使う人は何を知りたいのか?」
「もっと良くするには?」
と、
一歩先の目的や価値を考える習慣を持ちましょう。
📝 例:
プレゼン資料を作る際、
誰が見るのか、
何を重視しているのかを考えた上で、
グラフや図を追加し、
構成を工夫してみる。
こうした工夫は、
結果に対する責任感があるからこそ生まれるのです。
3.困っている仲間や課題に気づく
職場では、
常に明確な指示が出るとは限りません。
日常の中で、
- 手が回っていない業務
- モヤっとしている非効率な部分
- 誰かが悩んでいる場面
にアンテナを立てて、
「こうしたらよくなるかも」と動ける人は、
自然と信頼されていきます。
「気づく力」 × 「行動する力」 × 「責任感」= 主体性
小さな一歩が、未来のあなたを変える
主体的に動くことは、
特別な才能ではありません。
日々の小さな気づきと、
それに対する自分なりのアクション。
これを積み重ねることで、
あなたは「言われたことだけをこなす人」から、
「信頼され、任される人」
へと確実に変わっていきます。
🎁 この記事のまとめ
- 自主性:
決められたことを自発的に行う姿勢 - 主体性:
何をすべきかを自ら考え、
行動と結果に責任を持つ姿勢 - 主体性を高める3ステップ:
① 周囲に声をかける
② 一歩先を考える
③ 課題や仲間に気づいて動く
いかがでしたでしょうか?
次回もまた別の心構えについてお話しします!
引き続き、お楽しみに!