
こんにちは!
「びじたまアカデミー」学長のbochanです。
前回は「謙虚さと素直さ」をテーマに、成長の土台となる姿勢をお伝えしました。
今回のテーマは、社会人としての信頼を一気に高める“加速装置”です。
それが──
『主体的に動くこと』。
「言われたことはやるけど、自分から動くのは苦手…」
そんなあなたにこそ読んでほしい内容です。
💭 「受け身の自分」を変えたいあなたへ
「指示されないと動けない」
「自分から動くのが怖い」
「まだ新入社員だから、出しゃばるのは違う気がする…」
――そんなふうに思っていませんか?
でも大丈夫。
それは、あなたの能力が足りないからではありません。
単に、“主体的に動くコツ”を 誰も教えてくれなかっただけ なんです。
⚠️ 「指示待ち社員」は信頼を得にくい
経団連が実施した「企業が新入社員に期待する資質」調査(2024年)では、
「主体性」や「積極性」 が「コミュニケーション能力」に次いで上位にランクインしています(※1)。
つまり、“自ら考えて動く人”が求められている時代。
一方、指示待ちのままでは、信頼が積み上がらず、
「頼れる人」として見られるチャンスを逃してしまいます。
今のうちに“受け身の自分”を卒業することが、
将来の評価・成長スピードを大きく変える鍵になります。
🤝 学長も昔は「言われたことしかできない新人」だった
僕も社会人1年目のころ、上司にこう言われたことがあります。(僕を「Aくん」と表現しますね。)
「Aくん、“言われたこと”はちゃんとやるけど、“考えて動く”ことが足りないね。」
当時の僕は、
「ちゃんとやってるのに、何がいけないんだろう…」と悩みました。
でも今振り返ると、上司の言葉は正しかったんです。
僕は“指示された範囲の中でしか動いていなかった”
そこに気づいてから、
「どうすれば上司が喜ぶか」
「どうしたらチームが助かるか」
を考えて行動するように変えました。
すると、不思議なことに、
「Aくん、最近いいね」と声をかけてもらえるようになり、
任される仕事もどんどん増えていきました。
💡 「主体的」とは“責任を持って考える力”
経済産業省が提唱する「社会人基礎力(※2)」の中にも、
3つの力の一つとして 「前に踏み出す力(アクション)」=主体性 が挙げられています。
この「主体的に動く力」は、
学生から社会人へのステップアップで最も評価を分ける要素です。
では、「主体的」とは何でしょうか?
混同されやすい「自主的」との違いを整理してみましょう。
| 項目 | 自主的 | 主体的 |
|---|---|---|
| 意味 | 決められたことを自分の意思で行う | 今何をすべきかを自分で考え、行動する |
| 前提 | 与えられたタスクがある | 状況や課題を自ら見つける |
| 行動の起点 | 指示された範囲内 | 必要性を感じて自ら提案・行動する |
| 特徴 | 協力的・自発的 | 責任感・当事者意識・創造性 |
| 例 | 定時前に出社してデスクを整える | 会議の目的を考え、議事録フォーマットを提案する |
💬【補足】
これらの定義は、教育・ビジネス現場で一般的に用いられる理解です。
研究者や組織によって表現が異なる場合がありますが、
社会人1年目の「行動軸」としてはこの区別で問題ありません。
つまり、「自主的」=やる気のある従順さ、
「主体的」=自分の頭で考えて動く責任感 です。
主体性とは、
「考えて動き、結果にも責任を持つ姿勢」。
これは、成長スピードと信頼度を一気に高める力なのです。
🚀 主体的に動くための3ステップ
今日からできる「主体性の鍛え方」を3ステップで紹介します。
✅ ステップ①:「何か手伝えることはありますか?」と声をかける
自分の仕事が終わったら、
「何かお手伝いできることはありますか?」と一言添えるだけで印象が変わります。
これは単なる気遣いではなく、
チーム全体を見渡す視野の広さを示す行動です。
「自分のこと」から「チームのこと」へ。
この意識の転換こそが、主体性の第一歩です。
✅ ステップ②:言われたことの“一歩先”を考える
「なぜこの仕事を頼まれたのか?」
「誰が使うのか?」
「もっと良くできる方法は?」
この3つを意識するだけで、あなたの仕事は“指示待ち作業”から“価値ある提案”に変わります。
📝 たとえば:
プレゼン資料を作るとき、
誰が見るのか・何を重視するのかを考え、
図やグラフを追加して見やすく工夫する。
💬【補足】
小さな工夫でも、成果物の質を上げる意識が「主体性」の証です。
完璧さよりも、“目的を考える姿勢”が大切です。
✅ ステップ③:困っている仲間や課題に気づく
職場では、明確な指示がないことも多いものです。
そんなときこそ、「気づく力」が試されます。
- 手が回っていない業務
- なんとなく非効率な部分
- 困っている同僚の姿
にアンテナを立て、「こうしたら良くなるかも」と動ける人は、
自然と信頼され、“任される人”へと成長していきます。
「気づく × 行動する × 責任を持つ」= 主体性の完成形です。
🌱 “知って、意識して、動く”だけで人は変われる
主体的に動くことは、才能ではありません。
「気づき → 行動 → 振り返り」の積み重ねで、誰でも身につけられます。
僕自身、「もっと早く知っておけばよかった」と心から思います。
だからこそ、びじたまアカデミーでは“早く知ること”を大切にしています。
知れば意識が変わる。
意識が変われば、行動が変わる。
その小さな一歩が、あなたの未来を変えるのです。
🔍 1か月後、“任される自分”を想像してみて
毎日ほんの少し意識を変えるだけで、
「指示される人」から「信頼される人」へと確実に進化します。
1か月後、上司から「これ、君に任せたい」と言われる自分を想像してみてください。
その瞬間、きっと“仕事の楽しさ”が変わります。
✨ 今日からできる「主体性の第一歩」
- 仕事が終わったら「何かお手伝いできることはありますか?」と声をかける
- 指示の背景(目的・相手・価値)を考えて行動する
- 困っている仲間を見つけ、1つでもサポートする
まずはこの3つから始めてみましょう。
小さな一歩が、大きな信頼へとつながります。
一緒に学んでいこう。びじたまアカデミーは、あなたの“成長の伴走者”です。
🎁 この記事のまとめ
- 自主性:決められたことを自発的に行う姿勢
- 主体性:何をすべきかを自ら考え、結果に責任を持つ姿勢
- 主体性を高める3ステップ
① 周囲に声をかける
② 一歩先を考える
③ 課題や仲間に気づいて動く
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- 『反応しない練習』(草薙龍瞬)
- 『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー)
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📚 出典・参考文献
※1 経団連「2024年度 新入社員アンケート調査」(2024年4月発表)
※2 経済産業省「社会人基礎力に関する報告書」(2018年改訂版/2023年再整理)
※3 厚生労働省「若年者雇用実態調査」(2022年)
※4 草薙龍瞬『反応しない練習』(KADOKAWA, 2015)
※5 スティーブン・R・コヴィー『7つの習慣』(キングベアー出版, 1996)
※6 グロービス経営大学院『グロービス学び放題 公式サイト』(2025年版)
💬学長のひとこと
主体的に動くとは、「責任を持つ勇気」です。
その勇気がある人だけが、チャンスを掴み、信頼を築いていけます。
今日の一歩を、大切に積み重ねていこう。
次回は「信頼される行動力」をテーマにお届けします。
どうぞお楽しみに!