
こんにちは!
「びじたまアカデミー」学長のbochanです☺️
「伝えたつもり」が一番危険。
上司に報告したのに、「聞いてないよ」と言われたこと、ありませんか?
あるいは、同僚とのやりとりで「そういう意味じゃなかったのに…」と誤解されたこと。
社会人1年目で多いトラブルのほとんどは、実はコミュニケーションのズレから生まれます。
厚生労働省の調査でも、職場トラブルの主要因は「報連相不足」や「伝達ミス」であることが示されています。※1
💭学生時代と社会の“コミュ力”は別物
「話すのが得意」「誰とでも仲良くなれる」
──それも大切な力ですが、社会で評価される“コミュニケーション能力”は別物です。
経済産業省が定義する「社会人基礎力」では、
社会で求められるコミュ力を「正確に伝え、正確に理解する力」として位置づけています。※2
つまり社会で信頼される人とは、
ただ話が上手い人ではなく、”伝わる人”なんです。
🤝僕も昔は「伝えたつもり」人間でした
僕も最初のころは、「報告した=伝わった」と思っていました。
でも、上司の反応が冷たくて「なんで伝わってないんだろう?」と落ち込む毎日。
そんな時、上司に言われた言葉があります。
「伝えるのは“話すこと”じゃない。“届くまで届ける”ことだ。」
この一言がすべてを変えました。
それ以来、僕は「相手が理解するまで伝える」ことを意識しています。
💡社会人のコミュニケーションは「ねじれ」を前提に考える
人によって経験も常識も違うから、
「自分の当たり前」は、相手の当たり前ではありません。
心理学でも、伝えた内容の多くは受け取り方によって“ねじれる”ことが知られています。
たとえば「なるべく早めにお願いします」と言っても、
あなたの“早め”は今日、相手の“早め”は今週。
このズレが誤解やミスを生みます。
伝えたつもりの9割は、ねじれて伝わる──。※3
だからこそ、確認のひとことが命綱です。
✅「今お伝えした内容で、不明点はありませんか?」
✅「この件、明日までに対応で大丈夫ですか?」
これだけでトラブルの9割は防げます。
🧭Step 1|社会人の基本「報・連・相」をマスターしよう
社会人の基礎スキルといえば「報・連・相(ホウレンソウ)」です。
1980年代に経営者・山崎富治氏が広めた言葉で、
今もなお“信頼される人の共通点”として定着しています。※4
🗣️報告:事実をタイムリーに伝える
- いつ?
仕事を始めた時・途中経過・完了時・トラブル発生時 - 何を?
良い報告も悪い報告も、正直に・簡潔に伝える - なぜ?
上司が状況を把握できると、早めの指示・フォローができるから
💡ポイント:「悪い報告ほど早く」。
リクルート社の人材育成ガイドでも、“早期報告が信頼を生む”とされています。※5
🔄連絡:情報を漏れなく共有する
- いつ?
関係者に変更や決定事項が出た時 - 何を?
5W1H(いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どうする)を意識 - なぜ?
認識のズレや“伝え忘れ”を防ぐため
例:
「会議が10時→9時に変更」ではなく、
「◯◯さんの都合で10時→9時に変更。資料は同フォルダに保存済み。」
ここまで伝えれば完璧です。
💬相談:困ったら、1人で抱え込まない
- いつ?
迷った時・判断できない時・トラブルが起きた時 - 何を?
現状+自分なりの考えを添えて相談 - なぜ?
早めに頼ることで失敗リスクを減らせるから
心理学の研究でも、「自分の意見を添えて相談する」ことで
上司からの信頼が高まる傾向があるとされています。※6
🎯“話す力”より“伝わる力”を磨こう
社会では、“話が上手い人”よりも“伝わる人”が評価されます。
なぜなら、相手の理解こそが成果を生むから。
🎯「話す」より「伝わる」
🎯「聞く」より「理解する」
この意識を持つだけで、仕事の精度は一気に上がります。
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🎯今日のテーマ:「コミュニケーションを大切にする」
💡明日の行動:「報・連・相」を“相手が理解するまで”届ける。
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🧭まとめ
- 社会人のコミュ力=“正確に伝え、正確に理解する力”
- 伝えたつもりの9割はねじれて伝わる
- 報・連・相を「相手が理解するまで届ける」がプロの基本
- 学び続ければ、伝える力は必ず伸びる
💬学長のひとこと
“話す勇気”より、“聞く姿勢”が信頼を生む。
今日から、伝わるコミュニケーションを一緒に磨こう。
📚 脚注・出典
※1:厚生労働省『職場のパワーハラスメント防止のための指針』(2022)/リクルートマネジメントソリューションズ『職場の人間関係実態調査2023』
※2:経済産業省『社会人基礎力に関する調査報告』(2023年版)
※3:Albert Mehrabian “Silent Messages” (1971) — メラビアンの法則より
※4:山崎富治『報・連・相が会社を強くする』(日本経営合理化協会出版局)
※5:リクルート社『OJTガイドブック』より
※6:Harvard Business Review “Why Great Managers Are So Rare”(Gallup研究・2019)