こんにちは!
「びじたまアカデミー」学長のbochanです。
前回の記事では、プレゼンテーション力として相手に伝わる話し方の極意として、
効果的なプレゼンテーションの基本構造や、
言葉だけでなく、身振り手振りやアイコンタクト、間(ま)などの聴衆を惹きつける話し方のテクニックなどについてお話ししました。
【新社会人必読】プレゼンテーション力―相手に伝わる話し方の極意―
今回は、
その話し方と並んでプレゼンテーションの成功を左右する「資料作成」について掘り下げていきます。
「資料作りって時間がかかるし、何から手をつけていいかわからない…」そう感じている人も多いかもしれません。
でも大丈夫!
この記事を読めば、あなたの資料が劇的に改善し、
聞く人の心に響くプレゼンテーションができるようになります。
そして、そのスキルは間違いなく、社会人として大きな武器になりますよ。
なぜ「視覚に訴える資料」が重要なのか?
皆さんは、
授業で先生がひたすら文字だらけのスライドを見せながら話しているのを聞いて、
途中で集中力が切れてしまった経験はありませんか?
逆に、
図やグラフがふんだんに使われていて、
一目で内容が理解できるスライドだと、
先生の話もスッと頭に入ってきますよね。
この違いこそが、
「視覚に訴える力」の重要性です。
人間は五感の中で、情報の80%以上を視覚から得ていると言われています。
つまり、どんなに素晴らしい話をしていても、それを補足する資料がわかりにくければ、聞き手は内容を十分に理解できないのです。
効果的な資料は、あなたの言葉を何倍にも増幅させる役割を果たします。
- 理解を助ける:
複雑なデータや概念も、図やグラフにすることで直感的に理解しやすくなります。 - 記憶に残る:
視覚的な情報は、文字だけの情報よりも記憶に残りやすいと言われています。 - 説得力を高める:
根拠となるデータや事例を視覚的に提示することで、あなたの主張に説得力が生まれます。 - 聞き手の集中力を維持する:
変化に富んだ視覚的な要素は、聞き手を飽きさせず、プレゼンテーション全体への集中力を高めます。
魅力的な資料を作るための3つのステップ
では、具体的にどのように資料を作っていけばいいのでしょうか?
これからご紹介する3つのステップを意識するだけで、
あなたの資料は格段に良くなります。
ステップ1:情報を整理する「ストーリーライン」を作る
資料作りを始める前に、
まずは伝えたいメッセージの「骨組み」をしっかりと作ることが重要です。
これを「ストーリーライン」と呼びます。
よくありがちなのが、
いきなりパワーポイントを開いて作り始めるパターン。
このやり方だと、後から内容がごちゃごちゃになって、
結局何を一番伝えたかったのかわからなくなってしまいます。
そうならないために、
まずは紙とペンを用意して、
以下の4つの要素を書き出してみましょう。
- はじめに(導入):
なぜこの話をするのか?聞き手の関心を引きつける問題提起や背景。 - 本題(結論):
あなたが最も伝えたいこと、つまりプレゼンテーションの「核」となるメッセージ。 - 根拠:
なぜその結論に至ったのか?データ、事例、論理的な理由など。 - まとめ(行動喚起):
プレゼンテーション後、聞き手にどうしてほしいか?
このストーリーラインを箇条書きで書き出すことで、
プレゼンテーション全体の流れが明確になります。
各スライドに何を入れるべきか、不要な情報は何か、が自然と見えてくるはずです。
ステップ2:スライドは「1枚1メッセージ」を徹底する
ストーリーラインができたら、
いよいよスライド作成です。
ここでの一番の鉄則は、
「1枚のスライドには、1つのメッセージだけを盛り込む」ことです。
初心者が陥りがちなのが、
1枚のスライドにたくさんの情報を詰め込んでしまうこと。
例えば、
「当社の新サービス導入によるメリット」というスライドで、
- メリット1:
コスト削減 - メリット2:
業務効率化 - メリット3:
顧客満足度向上
と、3つも4つも項目を並べてしまうことがあります。
これでは聞き手は、
「どれが一番重要なの?」と混乱してしまいます。
より効果的なのは、
「1つのメリットにつき、1枚のスライド」
を割くことです。
- スライド1:
「コスト削減」 - グラフでコストの推移を示す - スライド2:
「業務効率化」 - 具体的な業務フロー改善の図を入れる - スライド3:
「顧客満足度向上」 - 顧客からの声やアンケート結果を引用する
このようにすることで、
聞く人はあなたの話を追いかけやすくなり、
各メッセージをしっかりと理解・吸収できます。
ステップ3:図やグラフ、アイコンを積極的に活用する
前述の通り、
視覚的な要素は理解を深め、
記憶を定着させるのに非常に効果的です。
文字だけの箇条書きを、
図やグラフ、アイコンに置き換えるだけで、
スライドは劇的にわかりやすくなります。
- 数字データはグラフに:
売上推移やアンケート結果などの数字は、棒グラフや折れ線グラフにすることで、傾向や比較がひと目でわかります。 - 関係性を図で示す:
組織図やサービスの流れ、因果関係などは、フローチャートやベン図などの図で表現しましょう。 - 強調したい箇所はアイコンや色で:
重要なキーワードやポイントは、シンプルなアイコンや色を変えることで、聞き手の注意を引きつけることができます。
スライドの背景はシンプルに、
文字のフォントは読みやすいものを選ぶことも重要です。
また、スライド内の余白(空白部分)を意識的に確保することで、
スライド全体がスッキリと見やすくなります。
まとめ
今回のポイントをもう一度おさらいしましょう。
- なぜ重要?:
人は情報の80%を視覚から得ている。
資料は言葉を増幅させ、理解と記憶を助ける。 - どう作る?:
- ステップ1:
いきなり作り始めず、「ストーリーライン」で骨組みを作る。 - ステップ2:
スライドは「1枚1メッセージ」を徹底し、情報を詰め込みすぎない。 - ステップ3:
図、グラフ、アイコンを積極的に活用し、視覚で伝える工夫をする。
- ステップ1:
資料作りは、決して難しいことではありません。
これらの原則を意識するだけで、
あなたのプレゼンテーションはぐっとプロフェッショナルなものに変わります。
ぜひ、次のプレゼンテーションの機会で試してみてください。
資料作成スキルは、
レポート、企画書、営業資料、そして就職活動のポートフォリオまで、
あらゆる場面で役に立つ一生もののスキルです。
このスキルを身につけて、自信を持って社会の舞台で活躍していきましょう。
次回は「ビジネスメール」についてお届けします。
お楽しみに!
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