こんにちは!
「びじたまアカデミー」学長のbochanです。
社会人になると、
会議での発言、
上司への報告、
同期との議論など、
日々さまざまな場面で「話す」機会が増えますよね。
特に、プレゼンテーションは多くの新社会人が不安に感じるスキルの一つではないでしょうか。
「緊張してうまく話せない…」
「相手に伝わっているか分からない…」
「どう構成すれば良いのか分からない…」
こうした悩みを抱えるのは自然なことです。
でも、安心してください。
💡プレゼンテーションとは、単に“話す”ことではありません。
本質は――
「相手の心を動かし、行動を起こさせること」です。※1
つまり、“伝える”だけでなく、“動かす”ことがゴール。
そのための技術と心構えを身につければ、誰でも成果を出せるようになります。
今回は、大学生・新社会人・外国人留学生の皆さんが、
自信を持って「伝わる・動かす」プレゼンができるよう、
実践的な極意をお伝えします。
プレゼンテーション力が重要な理由
ビジネスシーンでの必要性
現代のビジネス環境では、プレゼンテーション力は単なる“話術”ではありません。
自分の考えを明確に伝え、人や組織を動かす力として求められています。
たとえば、
- 新規プロジェクトの提案
- 月次報告やチーム共有
- 顧客への提案や営業プレゼン
どれも「相手に行動してもらう(=賛同・決裁・購入・実行)」ことが目的です。
評価に直結する理由
プレゼン力は、以下の4つのスキルを総合的に示します。
- 論理的思考力:整理された話し方は、思考の明確さを証明します。
- コミュニケーション力:相手の立場で話せる人は信頼されます。
- リーダーシップ:人を動かす力は、チームを導く力に直結します。
- 信頼構築力:明快な説明は「この人に任せたい」という印象を生みます。
効果的なプレゼンテーションの基本構造
1. PREP法の活用
まず押さえるべきは「PREP法」。
結論→理由→具体例→再結論の順で話すことで、聴き手の理解と納得を同時に得られます。※2
例:
P:今期の売上目標達成には、新規顧客開拓が鍵です。
R:既存顧客の注文が前年より15%減少しているためです。
E:A社では新規営業チームを設け、3ヶ月で20%の売上増を実現しました。
P:だからこそ、今こそ新規顧客への投資を強化すべきです。
2. ストーリーテリングの力
人は「論理」ではなく「感情」で動きます。
データだけでなく、物語で伝えることで“共感”を得ましょう。
効果的なストーリー構成:
- 主人公(自分や顧客)を登場させる
- 課題を明確にする
- 解決までのプロセスを描く
- 得られた成果や学びを共有する
聴衆を惹きつけ、行動を促す話し方のテクニック
1. 声の使い方
- 重要な部分はゆっくり・大きく
- 強調したいときは“間”を取る
- トーンの高低で感情を伝える
2. 非言語コミュニケーション
視線・姿勢・ジェスチャーがメッセージの印象を左右します。
特に感情や印象を伝える場面では、視覚・聴覚情報が9割近くを占めるといわれています(メラビアンの研究より)※3。
聴衆を「味方」にする意識を持ちましょう。
3. “間”の活用
沈黙は緊張の敵ではなく、説得の味方。
強調ポイントや質問後に“3秒の間”を置くことで、印象が劇的に変わります。
緊張をコントロールする3つの準備
- メッセージの明確化:一番伝えたいことを一言で言えるようにする。
- 成功のイメージ化:理想のプレゼンを頭の中で何度もリハーサルする。
- 身体のウォームアップ:ストレッチ+発声で緊張を和らげる。
深呼吸法(4秒吸って、4秒止め、4秒吐く)は、副交感神経を整え心拍を安定させる効果があることが確認されています※4。
また、ポジティブな自己暗示(セルフトーク)も心理学的に緊張緩和に有効です。※5
質疑応答は「信頼を築くチャンス」
- 質問を復唱して時間を作る
- 分からないときは正直に「確認してお伝えします」
- PREP法で簡潔に回答する
質問対応の姿勢こそ、あなたの人間力が最も伝わる場面です。
デジタル時代のプレゼン術
オンラインでは、「画面越しに熱量を伝える」工夫が必要です。
- カメラ目線で話す(相手の目を見る意識)
- ジェスチャーや表情をやや大きめに
- チャットやリアクションを活用し“対話”を演出
これらはZoomやMicrosoft Teamsの公式ガイドでも推奨されています。※6
日常で鍛えるプレゼン筋
- 1日1PREP:「今日一番伝えたいこと」をPREP法で整理
- 録音&自己分析:自分の話を聞いて改善点を見つける
- フィードバック:上司や同僚から一言もらう習慣をつける
継続的な自己フィードバックと他者評価の組み合わせが、プレゼン上達に最も効果的だとされています※7。
まとめ:話すことは、相手を動かすこと
プレゼンテーションのゴールは「話すこと」ではなく、
「相手の行動を変えること」です。
聞き手が「やってみよう」「なるほど」と思えた瞬間、
あなたのプレゼンは成功しています。
今日からできること:
- PREP法を使って、1分で伝える練習をする
- “伝える”から“動かす”へ意識を変える
- プレゼン後に必ず「相手は動いたか?」を振り返る
小さな改善の積み重ねが、やがて人を惹きつけ、動かす力に変わります。
📘 次回予告
「効果的な資料作成術―視覚で伝えるプレゼンテーション―」
話し方に“見せ方”を掛け合わせ、
相手の心を動かす資料づくりのコツを解説します。
お楽しみに!
🔍 脚注(出典一覧)
※1 デール・カーネギー『人を動かす』(創元社)/Garr Reynolds Presentation Zen (New Riders, 2008)
※2 グロービス学び放題「論理的に話す技術」講座/リクルートキャリアガイド「PREP法とは」
※3 Mehrabian, A. (1971). Silent Messages(感情表現の場面に限定した実験結果)
※4 国立精神・神経医療研究センター「呼吸法によるリラクゼーション効果」
※5 American Psychological Association「Managing Performance Anxiety」
※6 Microsoft Teams公式ガイド「プレゼンテーションのベストプラクティス」/Zoom Video Communications「Virtual Presentation Tips」
※7 Amy C. Edmondson, The Fearless Organization (Harvard Business Review Press, 2018)
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