こんにちは、
「びじたまアカデミー」学長のびじたまです。
前回の【クリティカルシンキング編】では、
「目的を考える」
「問い続ける」
といった思考力を鍛えるヒントをお届けしました。
今回から始まる
【効率的な仕事のやり方編】では、
その思考力を活かし、
仕事のスピードと質を同時に高める具体的な方法
を紹介していきます。
第1弾のテーマは、
タイムマネジメントです。
タイムマネジメントとは
「時間管理」ではなく
「仕事の管理」
「タイムマネジメント」と聞くと、
時間を細かく刻んで動くことを想像するかもしれません。
しかし本質は、
「限られた時間を、どの仕事に、どれだけ配分するかを決めること」です。
学生時代は、
時間をかければ良い結果が出ることも多かったかもしれません。
しかし社会人は、
「最短距離の計画を立て、高速で実行する」
ことが求められます。
つまり、
タイムマネジメントは単なるスケジュール帳の使い方ではなく、
仕事の優先度を見極め、短時間で成果を出すための考え方なのです。

タイムマネジメントを始めるための3つのポイント
では、
どうやって仕事の管理を始めればいいのか。
まずは、この3つを意識しましょう。
1. タスクを「見える化」して書き出す
頭の中だけで
「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」
と考えていると、
やるべきことが整理されず、
ストレスも増します。
まずは、
今日・今週やるべきことをすべて書き出しましょう。
メモ帳、付箋、スマホアプリ、どれでもOKです。
例:新社会人のタスク
- 〇〇部長への報告書作成
- 来週の会議資料準備
- 取引先へのメール返信
- 経費精算
書き出すことで、
「今、何に集中すべきか」がはっきりします。
2. 「重要」と「緊急」で優先順位をつける
タスクを書き出したら、
次は「重要」と「緊急」の
2つの軸で分類しましょう。
緊急 | 緊急でない | |
重要 | いますぐやる(緊急かつ重要な仕事) 例:今日が締め切りの報告書作成 | 計画してやる(緊急ではないが重要な仕事) 例:来月のプロジェクト企画書 |
重要でない | 人に任せる(緊急ではあるが重要ではない仕事) 例:自分でやらなくてもよい資料整理 | やらない(緊急でも重要でもない仕事) 例:広告メールの確認 |
特に大切なのは、
「重要だが緊急でない」タスクに
計画的に取り組むこと。
これが将来の成果に繋がります。
3. 予定は「細かく区切る」
「報告書作成」とだけスケジュールに入れると、
漠然として集中できません。
細分化して、
時間を区切るのが効果的です。
NGな予定の書き方
10:00〜12:00 報告書作成
OKな予定の書き方
- 10:00〜10:30 データ収集
- 10:30〜11:00 構成案作成
- 11:00〜12:00 本文執筆
小さな達成感を積み重ねることで、
集中力と
モチベーションが続きます。

今日のミニワーク
この記事を読み終えたら、
まずはあなたのタスクを全部書き出すことから始めましょう。
そのあと、
優先順位をつけ、
時間を細かく区切ってみてください。
これが、
効率的で主体的な働き方の第一歩になります。
次回は、
効率的な仕事の進め方の基本フレームワーク
「PDCAサイクル」について解説します。
お楽しみに!
