
こんにちは!「びじたまアカデミー」学長のbochanです。
前回はクリティカルシンキング[注1]を紹介しました。今回は第一歩となる「目的(=何のために)[注2]」です。
💭 「言われた通りにやってるのに評価されない…」
それ、あなたが悪いのではありません。目的の考え方を誰も教えてくれなかっただけ。今日から学べばOKです。
⚠️ 目的が見えないと“ただの作業”になる
- 指示:「資料まとめて」「データ入れて」「メール送って」
 - 目的が分からない=作業化[注3]して学びが残らない
 - 改善も提案も出せず、評価につながりにくい
 
[注2]目的…仕事を「何のために」やるのか。最終的に達成したい状態。
[注3]作業化…意味が分からず“手だけ動く”状態。成果が安定しにくい。
🤝 学長の失敗談
新卒で労働条件通知書を作成したとき。過去の雛形を“そのまま”で提出…。
後で知ったのは、これは法で明示義務がある重要書類[注4]。目的を理解せずに進める怖さを痛感しました。(もちろん修正しました😱)
[注4]労働条件通知書…労働基準法15条に基づき、賃金・就業場所・時間などを書面等で明示する義務がある書類。誤りはトラブルの火種に。
💡 「なぜ?」を1回→3回へ
ステップ1:最低1回のなぜ
例「去年の売上をまとめる」→なぜ? 来期の戦略検討の材料にするため
ステップ2:3回のなぜ
- 1回目:戦略の材料にするため
 - 2回目:どの月に落ち込んだかを把握したいから
 - 3回目:落ち込み要因(価格/在庫/競合/キャンペーン)を突き止めたいから
 
→ ここまで分かれば、売上だけでなくキャンペーンやお客様の声も添えるという“提案”が自然に出ます。
ひと言テンプレ
「目的の仮説として○○を想定しました。売上に加え△△も添付しますか?」
🧠 トヨタの「なぜを5回」も使える
5 Whys[注5]は世界で使われる根本原因分析[注6]の基本。
会議やふりかえりで5回が難しければ、まず3回からでOK。
[注5]5 Whys…トヨタ生産方式の問題解決手法。「なぜ?」を5回重ね、表面ではなく根っこの原因をつかむ。
[注6]根本原因…症状のさらに奥にある“本当の原因”。
🌱 1か月後のあなたを想像してみて
- 仕事前に1回「何のため?」
 - 報告は「目的→結論→根拠」で簡潔に
 - 会議で「今回のゴールは何ですか?」と確認できる
 
→ “言われて動く人”から“考えて動く人”へ。同期と差がつきます。
🚀 今日からのチェックリスト(保存推奨)
- ☐ 着手前に目的を1行で書く
 - ☐ 報告に目的の文を必ず添える(例:「目的は○○の意思決定です」)
 - ☐ 迷ったらなぜを3回(会議後のメモでOK)
 
🎓学長のひとこと
「“もっと早く知っておけばよかった”。目的を意識した瞬間、仕事の景色が変わります。一緒に身につけよう。」
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📚 出典・参考
- 厚生労働省:労働基準法15条・同施行規則「労働条件の明示」(労働条件通知書の交付義務)
 - トヨタ生産方式(TPS):5 Whysの問題解決手法(根本原因分析の基本)
 - 経済産業省:「社会人基礎力」—“考え抜く力/主体性”の重要性
 - グロービス経営大学院:『MBA クリティカル・シンキング』—批判的思考の実務定義