こんにちは!
「びじたまアカデミー」学長のびじたまです。
今回から始まる【ビジネススキル編】では、
「社会で活躍するための考え方・行動のヒント」を連載形式でお届けしていきます。
記念すべき第1弾のテーマは、
少し難しそうな響きの「クリティカルシンキング」。
でもご安心ください。
本シリーズでは、
大学生や社会人1年目の方に向けて、
やさしい言葉と具体例で
わかりやすく解説していきます。
🧠 クリティカルシンキングって何?名前からして難しそう…
「クリティカルシンキング」
――日本語にすると「批判的思考」。
この言葉、聞いたことはあるけれど、
- 難しそう
- 面倒くさそう
- 考えすぎて動けなくなるのでは?
そんな印象を持つ人も多いかもしれません。
でも実は、
これは一部の頭の良い人だけが使う特別な思考法ではありません。
だれもが、
今すぐにでも実践できる
「考え方のコツ」なのです。
🔎 補足:
「批判的」とは、
他人の意見を否定することではありません。
「本当にそうか?」と、
自分自身や物事に対して
冷静かつ客観的に問いかける姿勢を意味します。
🎓「学生時代の正解」と「社会の正解」はちがう
学校では、
先生が出した問いに対して「正解」がありました。
Q. フランス革命が起きたのは?
A. 1789年。
でも社会に出ると、
こうした
「一つの正解」
なんてない場面ばかりです。
たとえば…
- 会議で出たアイデアAとB、どちらが本当に良い提案だろう?
- この業務、もっと効率的にできるやり方はないだろうか?
- お客様にとって「本当に価値ある提案」って何だろう?
社会では、
「言われたことをそのままやる」
だけでは成果が出ません。
むしろ、
考える力=思考の質が高い人ほど、
結果を出し、評価される
のです。
💡 クリティカルシンキングとは「なぜ?」を問い続ける力
改めて、
クリティカルシンキングとは何か?
一言でいえば、
「なぜ?」を問い続け、
物事の本質に近づいていく思考法
です。
たとえば、
- なぜこの仕事をやっているのか?
- なぜこの手順が取られているのか?
- なぜこの人はそう言ったのか?
このように、
表面的な情報にとどまらず、
一歩踏み込んで考える。
それが「クリティカルシンキング」の第一歩です。
✅ クリティカルシンキングができると、何が変わるのか?
社会で成果を出す人の多くは、
「思考の質」が高い人です。
ただ手を動かすのではなく、
「意味を理解して動く」
ことができています。
たとえば…
- 指示を受けたとき、
「目的は何ですか?」と確認できる - 自分の思い込みに気づき、
データで裏付けをとれる - 流れ作業で進めず、
「本当にこれがベストか?」と問い直せる
こうした力がある人は、
仕事の質が高まり、
周囲からの信頼も厚くなっていくのです。

📘 このシリーズで学べること(今後の流れ)
この連載では、
「クリティカルシンキング」の基本姿勢として、
以下の3つを軸に解説していきます。
▶ 第2回:目的は何かを常に考える
→「この作業、何のためにやっているの?」を考える習慣を身につける
▶ 第3回:思考の癖があることを前提に考える
→人はバイアス(思い込み)を持っていると理解する
▶ 第4回:問い続ける
→「本当に?」「他の選択肢は?」と問いを重ねる力を磨く
✍ 今日のミニワーク:「なぜ?」を使ってみよう
あなたが最近やった
「アルバイトや学校の課題、仕事内容」を1つ思い出してみてください。
その作業(仕事)は、
「何のためにやっていたのか?」
を自分の言葉で説明できますか?
もし答えに詰まったなら、
そこに思考を深めるチャンスがあります。
🎯今日1日だけでも、「なぜ?」を意識して過ごしてみましょう!
小さな疑問が、
あなたの思考の成長につながります。
✅この記事のまとめ:社会人になる前に“考える力”を身につけよう
- 社会に出ると、
「ひとつの正解」は存在しない。
だからこそ、
自分で考える力=思考力が求められる - 「クリティカルシンキング」は、
「なぜ?」を問い続けることで、
本質に近づく思考法 - 「批判的思考」とは他人を否定することではなく、
物事を客観的に見つめ直す力のこと - 考える力がある人は、
・目的を理解して行動できる
・思い込みに気づける
・より良い選択肢を見つけられる - これは誰でも身につけられる力
早く知れば知るほど、
社会人としてのスタートダッシュが切れる!
▶ 次回予告
第2回:目的は何かを常に考える
―「やらされ仕事」からの卒業―
新人あるあるの落とし穴をもとに、
「目的思考」の重要性を具体的に解説していきます!
ぜひお楽しみに!
