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【第3章】初任給の“手取りギャップ”のしくみー知っておくと安心な“社会のルール”ー

こんにちは。
びじたまアカデミー学長の bochan です。

前回は「給与明細のざっくり理解」を整理しました。
今回は、その続きとして “手取りがなぜこうなるのか” を一緒に見ていきます。

まずは、ぼく自身の初任給の話から。

◆初任給17万円 → 手取り13万円だった日の衝撃

ぼくの初任給は 総支給約17万円 でした。
でも振り込まれたのは、約13万円

明細を見た瞬間、手が止まりました。

「え?なんで4万円も消えてるの…?」

当時のぼくは、誰にも聞けずモヤモヤを抱えたまま。
あなたが不安になるのは、ごく自然なことです。
今日は、その“4万円の正体”をほどいていきます。

手取りが少なく見える理由が分からない不安

給与明細を見るたびに、こんな気持ちが湧きませんか?

  • 引かれ方の理由が分からない
  • 手取りが安定しなくて不安
  • 誰に聞いたらいいか分からない

ぼくも1年目は、明細を開くのが怖い時期がありました。
でも安心して大丈夫。
しくみを知れば、ほとんどの不安は消えていきます。

「社会保険と税金は難しい」は“名前が硬いだけ”

社会保険も税金も、最初は難しそうに見えます。
でも、理解すべき場所は ほんの数か所だけ なんです。

そしてもうひとつ大切なことがあります。

手取りの増減は、あなたの努力とは関係ない部分が多い。

制度上の“控除(こうじょ)”が大きな割合を占めているためです。
仕組みさえ理解すれば、不安は自然に薄れていきます。

手取りの仕組みを理解するための“やさしい基礎”

まずは、言葉の壁をとります。
ここが分かるだけで、控除が怖くなくなります。

▶ 社会保険・税金の“超かんたん解説表”

◆社会保険(会社員が加入する5つの保険)

名称超やさしい意味例・注釈
健康保険病院代が安くなる保険治療費が3割で済む
介護保険40歳以上が払う介護の保険将来の介護費に使う
厚生年金老後の年金を積み立てる保険会社と半分ずつ負担
雇用保険失業や学び直しを支える保険失業給付・教育訓練給付
労災保険仕事中のケガを守る保険会社が全額負担

◆税金(働いた分にかかる税金)

名称超やさしい意味例・注釈
所得税給料にかかる国の税金給料から先に引く(源泉徴収)
住民税住む地域に払う税金新卒1年目は引かれない

◆よく出る言葉(ここだけ覚えればOK)

用語意味注釈
控除給料から先に引くお金社会保険や税金のこと
額面給与総支給金額本来の給料総額引く前の金額
手取り実際に受け取るお金銀行に入る額
標準報酬月額社保料を決める収入ランク毎年4〜6月で決まる

ここまで分かれば、もう大丈夫。
次は金額がどう動くか、流れを見ていきます。

社会保険の“変動の仕組み”をやさしく理解する

社会保険は、働く人を守るための保険です。

  • 病気やケガのとき
  • 将来の年金
  • 失業したとき
  • 仕事中の事故

どれも“いざという時”に助けてくれます。

そして保険料は、
4〜6月の給与をもとに年1回決まります。

これが「標準報酬月額」。
言葉は硬いですが、やっていることはシンプルです。

あなたの収入に合った保険料を決める仕組みです。

税金(所得税・住民税)が決まる流れ

税金は社会保険と比べると、ルールが素直です。

▶ 所得税

毎月の給料をもとに、会社が先に計算して引きます。
残業の増減に合わせて、税額も毎月少し動きます。

▶ 住民税

ここが1年目が一番つまずく部分。

住民税は“前年の収入”に対してかかる税金。

新卒1年目は前年収入がゼロなので、引かれません。
そして 2年目の6月から一気に引かれます。

手取りが急に減ったように感じるのは、このためです。

1年目がつまずく“手取りギャップ”のリアル

ここは、ぼく自身の経験とも重なります。

▶ 残業しても手取りが増えない

残業代より 控除の増加が大きくなる日がある ためです。
ぼくも「こんなに働いたのに…」と落ち込んだ日がありました。

▶ 社会保険料が急に変わったように見える

多くは 標準報酬月額の見直し が原因。
異常ではありません。

▶ 2年目の住民税が重い

2年目6月から引かれるため、誰でも驚きます。
ぼくも「手取り減ってる…」と焦った記憶があります。

手取りで迷わない“3ステップ確認”と相談の仕方

明日からできる小さな習慣をまとめました。

▶【1】控除欄の変化を見る

  • 健康保険
  • 厚生年金
  • 所得税
  • 住民税

この4つのどれが動いたかを見るだけで十分です。

▶【2】数字が変わったらまずここを見る

  • 出勤日数
  • 残業時間
  • 手当の額
  • 社保料の決定時期

順番に見ると迷いません。

▶【3】総務への相談は、これだけで大丈夫

「この部分だけ教えていただけますか?」

これで伝わります。
責めている感じも出ません。

さいごに

初任給のときのぼくのように、
手取りの少なさにショックを受ける人は多いです。

でも今日ここまで読んだあなたは、
もう“意味が分からない控除”に悩むことはありません。

一歩ずつで大丈夫。
これからも一緒に進んでいきましょう。

おつかれさまでした。

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