
こんにちは!
「びじたまアカデミー」学長のbochanです。
前回は「主体的に動くこと」というテーマで、信頼を高める行動力についてお話ししました。
今回は、どの職種・立場でも共通して求められる社会人としての信用の土台です。
それが──
「⑤ 時間と約束を守ること」。
「そんなの当たり前じゃないか?」と思ったあなた。
実はこの“当たり前”を徹底できる人は、意外と少ないんです。
💭 「まあ、少しくらい…」が信用を失う第一歩
「ちょっと寝坊した」
「締切、明日でも大丈夫かな」
「言わなくても伝わるだろう」
――そんな油断が、社会人にとって信頼を損なう原因になります。
あなたのせいじゃありません。
学生時代は、遅刻や忘れが「自分の問題」で済みました。
でも社会では、1分遅れがチーム全体の信頼を左右することがあります。
⚠️ 「時間と約束を守れない人」は、能力以前に評価されない
企業が新入社員に求める資質として、経団連の調査(※1)では
「責任感」「誠実さ」「時間を守る姿勢」が上位に挙げられています。
つまり、「できる人」よりも「信頼できる人」が評価されるのです。
守れないことで起きるリスク👇
- 「あの人、時間にルーズだ」とレッテルを貼られる
 - チーム全体の進行が遅れる
 - 一度失った信用は回復が難しい
 
時間と約束を守ること=信頼の入口。
これは、どんなスキルよりも大切な社会人の基本です。
🤝 学長も昔、“遅刻魔の同僚”から学んだ
「B君、まただね。3分遅れたら信頼は3分ずつ減るんだよ」
僕自身は昔から時間にきっちりしたタイプでした。
でも、同僚の“B君”はいつもギリギリ。
悪気はないのですが、彼の遅れでチーム全体の空気が変わることを何度も見ました。
会議がずれ、報告が遅れ、上司の信頼を少しずつ失っていく——。
その姿を見て痛感しました。
「時間と約束を守る」ことこそ、信頼を積み上げる最短ルートなのだと。
僕自身、「もっと早く知っておけばよかった」と感じた教訓の一つです。
💡 「時間と約束を守る」ための2つの基本
✅(1)【時間厳守】は“早めの行動”で実現する
- 会議・打ち合わせ・納期には5〜10分の余裕を持つ
- 会議は開始5分前に席につく
 - 納期は前日までに仕上げる
 - 出社は1本早い電車に乗る
 
 - 予期せぬトラブル時は気づいた時点で連絡を。 「電車遅延のため、〇分遅れます。〇〇までに到着予定です。」
 
この一報が、信頼を守る“クッション”になります。
✅(2)【約束の履行】は“できないときの早期相談”がカギ
| 行動 | 結果 | 
|---|---|
| ❌ 締切直前まで何も言わない | 信頼を失う | 
| ✅ 早めに相談して「現状・理由・いつまでなら可能か」を伝える | 誠実さが伝わる | 
遅れそうなときこそ、報連相(報告・連絡・相談)。
「できません」ではなく「こうすればできます」と提案できる人が信頼を得ます。
⏰ 4️⃣ おすすめの時間管理術:Googleカレンダーをフル活用!
頭の中だけでスケジュールを覚えておくのは、限界があります。
そこで頼りになるのが、デジタルツールによる“見える化”。
僕自身、Googleカレンダーを愛用しています。
会社のスケジュールもGoogleカレンダーで統一しており、
予定をすべて登録することで、仕事とプライベートを一目で把握できます。
スマホとPCが自動で同期されるので、外出中でも予定をすぐ確認できるのも魅力です。
💬【学長コメント】
「予定をGoogleカレンダーで“見える化”するだけで、抜け漏れがほぼゼロになります。
リマインダー通知を使えば、会議や締切の遅れは確実に減ります。」
📌 Googleカレンダーでやるべき3つのこと
1️⃣ すべての予定を書き込む
 → 仕事・会議・タスク・プライベートを一元管理。
2️⃣ リマインダー機能を使う
 → 会議10分前・締切前日などに自動通知を設定。
3️⃣ 逆算スケジュールで余裕を作る
 → 「締切」→「準備完了日」→「作業開始日」を逆算登録。
  ドラッグ操作で調整できるのもGoogleカレンダーの強みです。
🌱 “知る → 意識する → 行動する”で人は変われる
「時間と約束を守る」ことは、派手ではありません。
でも、それを毎日続けられる人こそ、信頼される人です。
経産省が定義する「社会人基礎力(※2)」でも、
「前に踏み出す力」「チームで働く力」が重要視されています。
知る → 意識する → 行動する
この小さな積み重ねが、社会人としての信用を作る第一歩です。
🔍 1か月後、「任せられる人」と言われる自分を想像してみて
もし明日から、「5分前行動」「カレンダー登録」「早めの相談」を意識したら?
1か月後、上司からこう言われるかもしれません。
「〇〇君、いつも時間通りで助かるよ。」
その一言が、次のチャンスへの扉を開きます。
✨ 今日からできる3つの約束
- 📅 予定はすべてGoogleカレンダーに登録
 - ⏰ 遅れそうなときは“気づいた時点で”連絡
 - 🤝 無理なときこそ“早めに”相談
 
「当たり前」を徹底できる人が、最終的に信頼される人。
一緒に、社会人としての“信用力”を磨いていこう。
🎁 この記事のまとめ
- 信頼は「時間」と「約束」で決まる
 - 遅れそうな時は早めに連絡・相談
 - スケジュール管理はGoogleカレンダーで効率的に
 - 「当たり前」を徹底できる人ほど、着実に信頼される
 
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📚 出典・参考文献
※1 経団連「2024年度 新入社員アンケート調査」(2024年4月発表)
※2 経済産業省「社会人基礎力に関する報告書」(2006年策定/2018年改訂)
※3 厚生労働省「若年者雇用実態調査」(2022年)
※4 草薙龍瞬『反応しない練習』(KADOKAWA, 2015)
※5 スティーブン・R・コヴィー『7つの習慣』(キングベアー出版, 1996)
※6 グロービス経営大学院『グロービス学び放題公式サイト』(2025年版)
💬学長のひとこと
信頼とは、派手な結果ではなく“地味な継続”から生まれる。
「時間」と「約束」を守ることは、あなた自身を大切にすること。
小さな誠実を、今日から積み重ねていこう。