
導入:がんばっているのに、評価されない…?
「ちゃんとやってます!」
「全力で頑張ってます!」
――そう伝えても、上司の反応がいまいち…。
そんなモヤモヤ、感じたことはありませんか?
努力しているのに伝わらない理由は、
上司が“安心できる材料”を求めているからです。
上司にとって「がんばり」は見えません。
でも「数字」は見えます。
数字には「再現性」と「客観性」があり、誰が見ても納得できるのです。
信頼される人は、感覚ではなく数字で語り、
上司に「この人なら任せても大丈夫」と思わせています。
本質:上司は“事実で判断する生き物”
上司は毎日、多くの判断をしています。
「どの案件を優先するか」「誰に任せるか」「どこにリスクがあるか」。
その判断材料になるのが、あなたの“報告”です。
たとえばこうです。
- 「だいたい終わりました」
- 「80%完了。残りは金曜に提出予定です」
どちらが安心できるでしょうか?
後者ですよね。数字があると、状況が一瞬でイメージできる。
これが“信頼される報告”の基本です。
📊 上司の本音フレーム
| 上司の不安 | 求める報告 | 信頼される部下の特徴 |
|---|---|---|
| 状況が見えない | 進捗を数字で伝えてほしい | 感覚ではなく根拠で話す |
| 成果が判断できない | データや事実を示してほしい | 数字で結果を整理できる |
| 指示を出しづらい | 見通しを具体的に言ってほしい | 自分の見立てを数値化できる |
経団連の調査(※1)でも、「報告・説明が具体的な社員」は上司からの信頼度が高い傾向にあることが示されています。
また、経産省の「社会人基礎力」定義(※2)にも、“課題を定量的に把握し、改善に結びつける力”が重視されており、数字で考える力は“ビジネスの基本”です。
具体例:数字で語る人・語れない人の違い
📊 行動の違いフレーム
| シーン | 数字で語れない人 | 数字で語れる人 |
|---|---|---|
| 進捗報告 | 「もうすぐ終わります」 | 「全体の70%完了。残りは2件、明日対応します」 |
| 成果共有 | 「結構反響ありました!」 | 「クリック率が前週比+35%でした」 |
| 目標設定 | 「なるべく早くやります」 | 「11月10日までに3件成約を目指します」 |
数字を入れるだけで、信頼度は一気に上がります。
上司は「管理しやすい」「判断しやすい」と感じるため、自然と任せやすくなるのです。
心理学的にも、数字で話す人は「説得力が高い」と評価されやすい傾向があります(※3:イェール大学の研究より)。
実践パート:今日からできる“数字で語る3ステップ”
Step1.「自分の仕事を数値化」してみよう
メール対応件数、資料ページ数、残業時間、問い合わせ件数…。
一見数字にしづらい仕事でも、“測れる単位”を見つけることができます。
Step2.「前回比・目標比」で語るクセをつける
「前回より20%早く終わりました」
「目標の90%まで進んでいます」
――数字があるだけで、“成長”と“見通し”が見えます。
Step3.「主観+数字」のセットで伝える
「今回は反応が良かったです(主観)」
+「開封率が20%→35%に上がりました(数字)」
このセットが最強。感情と事実の両方を伝えることで、共感+信頼を両立できます。
🧭 まとめ:数字は“信頼の翻訳機”である
「数字で語れる人は、上司に安心を与える人。」
上司が求めているのは「完璧な成果」ではありません。
必要なのは「現状がわかること」「根拠があること」。
数字を使えば、あなたの努力や成長が見える形で伝わる。
信頼は、“感覚の共有”ではなく、“事実の共有”から生まれます。
今日から、ひと言でもいい。
「数字で伝える習慣」を始めてみましょう。
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🔍 出典・参考資料
- ※1 経団連「企業が求める人材像に関するアンケート」(2022年)
- ※2 経済産業省『社会人基礎力に関する研究報告書』(2023年)
- ※3 Carl Hovland, Yale University "Communication and Persuasion" (1953)
- ※4 ダニエル・カーネマン『ファスト&スロー』早川書房(2012)
- ※5 日本能率協会「上司100人に聞いた“信頼される部下”の共通点」(2021年)
- ※6 厚生労働省「職場におけるコミュニケーション改善調査」(2022年)