
導入:同じ方向を向いていたはずが、「なんか違う」と言われた
「言われた通りにやったのに、なんか違う」
社会人1年目でよくある悩みです。
上司は「どうして相談してくれなかったんだろう」と感じ、
自分は「ちゃんと報告したのに」とモヤモヤ。
原因は、能力ではなく“認識のズレ”。
つまり、「上司が描くゴール」と「自分のイメージ」がずれているのです。
このズレをなくす力――それが、信頼される人が持つ「すり合わせ力」。
上司と同じ“地図”を持てる人ほど、仕事が早く、任されるようになります。
本質:上司の頭の中を“先にのぞく”人が信頼される
上司は、部下に「完璧」よりも「方向性の一致」を求めています。
理由はシンプル。仕事はチーム戦だからです。
たとえば、上司は“山頂(ゴール)”を見ながらルートを描いています。
新人は「言われた通り歩いているつもり」でも、
実は別の尾根を登っていることがよくあります。
上司の本音はこうです:
「最初に確認してくれたら、もっと早く助けられたのに…」
だから信頼される人は、仕事に取りかかる前にこう聞きます。
「今回の目的は“スピード重視”ですか? それとも“品質重視”ですか?」
このたった一言が、“指示待ち”と“主体的”の分かれ道。
上司との「認識合わせ=地図の共有」が、信頼のベースになります。
📊 行動の違いフレーム:信頼される人 vs されない人
| 項目 | 信頼されない人 | 信頼される人 |
|---|---|---|
| 着手前 | 「わかりました!」だけ | 「こう理解しましたが合ってますか?」と確認 |
| 進行中 | 完成してから報告 | 途中段階で方向性を共有 |
| ゴール確認 | 終わった後に修正 | 最初に“完成イメージ”を合わせる |
| 上司の印象 | 「勝手に進める人」 | 「安心して任せられる人」 |
具体例:報連相“前”の3分で信頼が変わる
❌ 新人Aのケース
Aさんは「指示通りに」資料を作成。
しかし上司からは「いや、今回は数字より提案内容を重視したかったんだ」と言われ、修正地獄に。
⭕ 新人Bのケース
Bさんは作成前に一言、「提案資料は“概要重視”でまとめようと思いますが、方向性合ってますか?」と確認。
結果、初回からほぼOK。修正は最小限。
👉 違いは“すり合わせ”の3分。
行動量より「確認の質」で信頼は決まります。
実践パート:今日からできる“すり合わせ3ステップ”
STEP①:「目的」を口に出す
上司の指示を受けたら、まず自分の言葉で要約。
「つまり、これは〇〇を目的にした仕事ですよね?」
目的を言葉にするだけで、誤解の8割は防げます。
STEP②:「途中報告」を習慣にする
8割できた時点で、「一度確認お願いします」と共有。
完璧を目指すより、“早めの方向修正”が信頼を育てます。
STEP③:「次のアクション」を明確にして終える
「では次は〇〇を進めて、△日までに報告しますね。」
締めの一言が、“責任感がある人”という印象を残します。
📝 保存メモ:すり合わせの黄金ルール
確認は「最初・途中・最後」に3回が鉄則。
まとめ:信頼は、“確認の一言”で築かれる
上司は、部下が「自分と同じ方向を向いている」と感じた瞬間に安心します。
だからこそ、“早めに・短く・具体的に”確認する人が伸びていくのです。
💬 学長のひとこと
信頼は「聞く勇気」から始まります。
たった一言の確認が、あなたの評価を変えます。
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出典・参考文献
- 経済産業省『社会人基礎力に関する調査報告書(2023年版)』
- リクルートマネジメントソリューションズ『上司が部下に求めるコミュニケーション行動』(2022)
- 経団連『信頼される人材像に関する提言』(2023)
- 清水裕一『報連相の技術』ダイヤモンド社, 2021
- アルバート・メラビアン『Silent Messages』(1971)
- Amy C. Edmondson『Psychological Safety and Learning Behavior in Work Teams』(1999)