
導入:がんばっているのに報われないのは、「順番」がズレているだけ
社会人1年目のころ、
「言われた仕事は全部やってるのに、なんか評価されない…」
そんなモヤモヤ、ありませんか?
実はそれ、努力の方向がズレているだけかもしれません。
上司が信頼を寄せるのは「たくさん動く人」ではなく、
“正しい順番で動ける人”です。
頑張り屋ほど、「全部大事」に見えて優先順位を見失いがち。
でも仕事は、時間も体力も限られています。
今回は、上司が密かに「任せたい」と思う人がやっている、
“優先順位のつけ方”を解説します。
本質:上司の本音 ― 「全部やる人」より「選んで動ける人」が信頼される
上司の頭の中には、常に「成果を出すための順番」があります。
一方で、新人の多くは「全部大事」モードで動きがち。
だからこそ、上司はこう思っています。
「頼んだ仕事を全部やろうとするより、
“どれを先にやるか”を考えてくれる方が信頼できる」
心理学でも、「決断疲れ(decision fatigue)」と呼ばれる現象があります(※1)。
人は1日に何度も選択を繰り返すと、判断力が落ちてミスが増える。
つまり、優先順位を決めること自体が“思考の節約術”なのです。
その判断軸として有名なのが、アイゼンハワー・マトリクス。
第34代アメリカ大統領アイゼンハワーが提唱した、
「重要度×緊急度」で仕事を整理するフレームです(※2)。
📊 優先順位の4象限フレーム(アイゼンハワー・マトリクス)
| 区分 | 内容 | 例 | 行動指針 |
|---|---|---|---|
| 第Ⅰ領域 | 緊急かつ重要 | 納期前対応・顧客トラブル | 今すぐやる |
| 第Ⅱ領域 | 重要だが緊急でない | 資料作成・勉強・改善提案 | 計画的に進める |
| 第Ⅲ領域 | 緊急だが重要でない | 急な確認依頼・会議準備 | 可能なら任せる |
| 第Ⅳ領域 | 緊急でも重要でもない | 無駄な残業・惰性の作業 | やめる/後回し |
信頼される人ほど、第Ⅱ領域(重要だが緊急でないこと)に時間を使います。
たとえば、報告資料を前日に整える、業務の振り返りをする、勉強して知識を蓄える。
それが、“未来の成果”をつくる投資時間なのです。
具体例:優先順位の違いで、1日の見え方が変わる
📊 行動の違いフレーム:新人と信頼される人
| タイプ | 朝の行動 | 1日の終わり |
|---|---|---|
| 新人A | 朝イチからメール処理・雑務 | 本命タスクが後回しに |
| 信頼される人B | 最重要タスクを午前中に片づける | 雑務はまとめて短時間で処理 |
両者とも「一生懸命やっている」のは同じ。
でも、上司が評価するのは「時間の使い方がうまい人」です。
心理学者ブライアン・トレーシーの著書『Eat That Frog!』(※3)でも、
「最初に一番重要なカエル(タスク)を食べよ」と言われています。
つまり、朝イチで最重要なことに集中するのが、成果への最短ルートです。
実践パート:今日からできる! 優先順位の3ステップ
✅ ステップ1:朝5分、「今日やること」を3段階で仕分け
仕事を始める前に、メモに書き出して
①今すぐやる(最重要)
②後でやる(重要)
③やらなくていい(不要)
の3段階に分けましょう。
この“見える化”だけで、頭がすっきりします。
✅ ステップ2:上司に「順番」を確認する
「この3つ、どれを優先した方がいいですか?」
と一言聞くだけで、仕事の順番ミスが激減。
上司からも「考えて動ける人」として信頼されます。
✅ ステップ3:集中ブロックを確保する
Googleカレンダーなどで、午前中に第Ⅱ領域の時間を先取り。
30分でも“誰にも邪魔されない時間”を確保することで、
「終わらない日々」から抜け出せます(※4)。
まとめ:信頼とは「正しく選ぶ力」から生まれる
上司は、全部やる人より、選んで動ける人を信頼します。
「やらない勇気」こそが、社会人としての成熟の証。
焦らず、まずは朝5分の仕分け習慣から。
優先順位を明確にすることで、1日の充実度も評価も確実に上がります。
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出典・参考文献
- ※1 Baumeister, R.F. (2011). Decision Fatigue. Journal of Consumer Research.
- ※2 Eisenhower, D.D. (1954). Eisenhower Decision Principle.
- ※3 Tracy, B. (2007). Eat That Frog! Berrett-Koehler Publishers.
- ※4 経済産業省「社会人基礎力に関する調査報告書」(2024年度版)
- ※5 厚生労働省「働き方改革実現会議」資料(2023)
- ※6 グロービス学び放題「時間管理講座」教材(2025年参照)