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【社会人1年目の壁】雑談ができない新人の話し方|NLPで学ぶ“人の心を開く”会話術

🧭 はじめに:雑談が苦手でも大丈夫

「何を話せばいいか分からない」
「沈黙が怖い」
「雑談が仕事の何になるの?」

社会人1年目でこう感じる人は多いです。
でも実は、雑談こそが仕事を円滑にする最強のスキル”なんです。

私自身もかつて雑談が苦手でした。
無理に話そうとして空回りしたり、相手の反応が薄くて落ち込んだり。
けれど、雑談は才能ではなく「技術」だと気づいてから、すべてが変わりました。

💡 雑談の目的=「人との距離を温める」

雑談のゴールは、“盛り上がること”ではありません。
相手との心理的距離を少しだけ近づけること。

たとえばこんなやりとり👇

👨‍💼 同僚:「昨日、すごい雨でしたね」
🧑‍💼 自分:「本当ですね。通勤大変でした?」

たったこれだけで、「天気の話」が「その人の体験」に変わります。
この“相手の言葉を拾って、もう一歩踏み込む力”が、雑談の本質です。

心理学的にも、雑談はチームの心理的安全性を高める行動として有効です(Google社・プロジェクトアリストテレス研究, 2015)。
つまり、雑談は「無駄話」ではなく、「信頼づくりの入口」なんです。

🧠 NLPとは? 雑談上手が無意識で使っている心理スキル

ここで登場するのが、NLP(神経言語プログラミング)です。
1970年代にアメリカで生まれた、
「人の考え方・感情・言葉の使い方」を体系化した実践心理学
の一つです。

科学的心理学というよりも、人間理解の技術として世界中の教育・ビジネス現場で活用されています。
政治家や経営者、カウンセラーなど、多くのリーダーがNLPの手法をトレーニングに取り入れており、
スティーブ・ジョブズやバラク・オバマのスピーチにも、その要素が見られるといわれています。

NLPの中でも特に大切なのが、次の2つ👇

🔹 ペーシング(共感)

相手のテンポ・感情・表現に合わせること。
→「この人、話しやすいな」と感じてもらえる。

🔹 リーディング(導く)

共感をベースに、自然に話題を広げたり、次の行動を促したりすること。
→相手の気持ちを心地よく動かせる。

つまり、雑談とは「ペーシングとリーディングの実践」そのもの。
この2つを意識すれば、どんな相手とも会話の温度を上げることができます。

💬 雑談を深める「共感→質問→称賛」の3ステップ

雑談を続けるには、この3つを意識してみてください👇

ステップ行動例効果
① 共感する「それ、分かります!」/「自分も同じでした」心の距離が一気に縮まる
② 質問する「それってどんな感じでした?」相手の話を引き出せる
③ 称賛する「すごいですね!」/「その考え方いいですね」相手の自己肯定感を高める

この順序を意識するだけで、雑談は“気まずい時間”から“信頼の時間”に変わります。

🪶 返答から次の話題につなげるコツ10選

以下は、私が実際に職場で使っている「雑談が続く一言テンプレート」です👇

相手の発言あなたの返し話題の広がり
「昨日、忙しかったんですよ」「お疲れさまでした。特に何が大変でした?」努力・背景共有
「この前、家族で出かけたんです」「いいですね!どこに行かれたんですか?」プライベート・共感
「最近寒くなりましたね」「そうですね。通勤服も変わりました?」季節・生活感
「上司から結構言われました…」「そうだったんですね。どんな内容だったんですか?」感情共有・信頼構築
「この資料、難しいですね」「確かに。どの部分が一番やりづらいですか?」スキル共有
「昨日映画観たんです」「いいですね!何観たんですか?」趣味・感情体験
「朝早く起きちゃって」「すごい!早起きのコツあるんですか?」習慣・価値観
「この資料助かりました!」「よかったです!どの部分が役立ちました?」改善・学び共有
「来週出張なんです」「どちらに行かれるんですか?」仕事・環境変化
「最近筋トレしてて」「いいですね!何を意識してトレーニングしてるんですか?」努力・継続力

💡ポイント:
相手の発言を“受け止めて、返す”だけ。
話題は“作る”のではなく“拾う”のです。

💭 私の実感:雑談は「信頼を貯める習慣」

私は、毎日意識的に誰かと雑談するようにしています。
同じ部署の人だけでなく、他部署や現場の人とも。

この習慣を続けて分かったのは、
雑談は「情報共有」ではなく“心理的安全の確認行為”だということ。

雑談が多い職場ほど、相談が早い。
雑談ができる関係ほど、助け合いが生まれる。

つまり、雑談は人間関係のクッションです。
一見“ムダ話”のようで、実は仕事の生産性を上げる土台なんです。

🧠 雑談が苦手な人へ:3つの思考切り替え

  • 「話す」ではなく「引き出す」
  • 「うまく話す」より「うまく聴く」
  • 「沈黙を埋める」より「関係を温める」

雑談とは、会話の内容より“温度”をつくる行為。
これを意識するだけで、会話が楽になります。

☕ 学長メッセージ

雑談は、あなたが誰かに「話しかけた」瞬間に始まります。
会話が続かなくてもいい。
たった一言でも、あなたの“関心”が相手の心を温めます。

毎日の「おはようございます」「お疲れさま」が、
あなたの信頼残高を積み上げていく。
だから、雑談は小さな挑戦の積み重ねなんです。

📘 関連おすすめ本(Audibleで聴ける)

  • 『雑談力の教科書』(齋藤孝)
  • 『人は話し方が9割』(永松茂久)
  • 『スタンフォード式 人を動かす会話術』(アラン・ピーズ)

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🎯 雑談が苦手な人の変化まとめ

BeforeAfter
「何を話せばいいか分からない」「相手の返しを深掘りできる」
「沈黙が怖い」「相手の感情に興味を持てる」
「雑談は苦手」「雑談=信頼構築のチャンス」

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🪶 まとめ:雑談は「技術」であり「信頼の種」

雑談は、生まれつきのセンスではなく、誰でも練習できるビジネススキルです。
NLPの考え方を取り入れながら、
「共感→質問→称賛→深掘り」のサイクルを毎日少しずつ実践していきましょう。

今日の「お疲れさま」が、明日の信頼を生む。
それが、社会人1年目ができる最高のコミュニケーション術です。

信頼を築く“会話の力”を、今日から一歩ずつ育てていきましょう!

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