ブログ

【必見】社会人1年目で知っておくべき心構え②『コミュニケーションを大切にする』

こんにちは!「びじたまアカデミー」学長のびじたまです。

前回の記事では、社会人としての「プロ意識」についてお話ししました。
今回は、社会人として非常に重要でありながら、
実は学生時代との認識にギャップがある
「2.コミュニケーションを大切にする」
という心構えについて深掘りしていきます。

「え、コミュニケーションなんて当たり前じゃん?」
そう思われた方もいるかもしれませんね。
でも、社会で求められるコミュニケーションは、
学生時代にあなたが考えていたものとは少し違うかもしれません。

「社会で求められるコミュニケーション能力」って何だろう?

私が青少年教育で大学生と関わっていたとき、
多くの学生がイメージする
「コミュニケーション能力(俗にいうコミュ力)が高い人」とは、
こんな人たちでした。

  • 誰とでも気軽に話せる
  • 面識のない人ともすぐに仲良くなれる
  • 場を盛り上げ、みんなを楽しませることができる

もちろん、これらも素晴らしい能力です。
しかし、
社会で本当に求められるコミュニケーション能力とは、少し視点が異なります。

それは、

  • 「自身が伝えたいことを、正確に相手に伝わるように話ができる」
  • 「相手が伝えたいと思っていることを正確に理解する」

この2点に集約されます。

特に、コロナ禍を経て、
メールやチャットなど非対面でのコミュニケーションが増えたことで、
この「正確に伝え、正確に理解する」コミュニケーション能力は、ますます必要不可欠になっています。

「でも、それは生まれ持った才能でしょ?」と思う人もいるかもしれません。
しかし、私の経験上、コミュニケーション能力は、

ある程度の知識やスキル、
そしてテクニックで十分にカバーし、
向上させることができます
(もちろん、人によっては異なる意見もあるでしょうが)

具体的なコミュニケーションのテクニックについては、
また別の機会にお伝えさせてくださいね。

大原則!「伝えたいことは、ほとんどねじれて伝わる」と心得るべし

社会におけるコミュニケーションで、
まず皆さんに知っておいてほしい大原則があります。
それは、
「自分が伝えたいと思っていることは、ほとんどの場合、ねじれて伝わる」
ということです。

人それぞれ育った環境も異なれば、経験、知識も違います。
「当たり前」や「常識」だと思っていることが、
相手にとってはまったくそうではない、
ということは日常茶飯事です。

だからこそ、
メッセージを送る側は、
「きっと伝わっただろう」と安易に考えてはいけません。
「〜だろう」という思い込みは、高確率で悲劇を生みます。

伝わったかどうか分からない時は、
だいたい伝わっていません。

相手があなたが言いたいことを正確に理解しているか、
丁寧に意識しながら(確認しながら)伝えることが非常に大切です。

例えば、「〜について、問題ないですか?」
「今お伝えしたことで不明な点はありますか?」など、
相手に伝わったことを確認するプロセスこそが、
トラブルを未然に防ぐコミュニケーションの最も重要なポイントなのです。

まずはここから!社会人の基本「報・連・相」をマスターしよう

社会で求められるコミュニケーションの第一歩として、
次に皆さんに知ってもらいたいのが
「報・連・相(ホウ・レン・ソウ)」です。

これは

「報告」
「連絡」
「相談」

の頭文字を取ったもので、
社会人の基本中の基本と言われます。
あまりにも基本的なので軽視されがちですが、
実は奥が深く、
これができるかどうかで仕事の成果や周囲からの信頼度が大きく変わってきます。

報・連・相の重要ポイント

「報告」:状況と結果をタイムリーに伝える

  • いつ?
    指示された仕事に着手した時、
    途中経過、
    完了時、
    問題発生時など、
    状況が変化した際にタイムリーに行いましょう。
  • 何を?
    何がどうなったのか、
    事実を正確に、簡潔に伝えます。
    良い報告だけでなく、悪い報告(ミスやトラブル)こそ、
    早く正直に行うことが重要です。
    (なぜなら、早い段階で軌道修正できるからです。)
  • なぜ重要?
    上司や関係者が現在の状況を把握し、
    次の指示を出したり、
    問題発生時に早期に対応したりできるようになります。

「連絡」:共有すべき情報を漏れなく伝える

  • いつ?
    関係者全員に、
    知っておくべき情報が発生した時、
    または事前に共有が必要な場合。
  • 何を?
    業務に関する共有事項(会議の開催、日程変更、決定事項など)を、
    5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように)を意識して明確に伝えます。
  • なぜ重要?
    チームや部署内での情報共有を促進し、
    認識のズレや手戻りを防ぎます。

「相談」:迷いや困り事を一人で抱え込まない

  • いつ?
    判断に迷った時、
    困った時、
    自分の手に負えないと感じた時、
    新しいことを始める前など。
  • 何を?
    何に困っているのか、
    現状どうなっているのか、
    自分なりに考えた解決策があればそれも添えて具体的に相談しましょう。
  • なぜ重要?
    問題を早期に解決したり、
    より良い方法を見つけたりするためです。
    また、一人で抱え込んで失敗するリスクを減らし、
    チームで解決する意識を高めます。
    上司はあなたの成長を願っているので、積極的に頼りましょう。

いかがでしたでしょうか?
「報・連・相」は、一見シンプルですが、
この3つを適切に行うことが、
円滑な業務遂行と周囲からの信頼獲得に直結します

まずは、
日々の業務の中で
「報・連・相」
を意識的に実践することから始めてみてください。
次回もまた別の心構えについてお話ししますので、どうぞお楽しみに!

-ブログ