
その「後で報告しよう」が信頼を失う一歩かもしれない
社会人1年目。
「これくらい報告しなくても大丈夫だろう」と思ったこと、ありませんか?
ある企業の若手社員も、まさにそうでした。
医療機関との契約更新という、毎年行っている業務。
しかし、今年は先方から届いた確認メールへの返信を後回しにしてしまったのです。
数日後、先方から上司に直接連絡が入り、
上司は急遽お詫びに伺うことに。
結果として、数年間築いてきた信頼関係にひびが入りました。
彼に悪意はありません。
「忙しかった」「後でやろうと思っていた」——。
けれど、“報告をしない”という選択が、チームの信頼を揺るがせたのです。
なぜ若手は報告を怠ってしまうのか?
報告漏れの背景には、3つの心理的錯覚があります。
本人も「まさかこれで問題になるとは思わなかった」と感じています。
| 錯覚 | 内容 | 結果 | 
|---|---|---|
| ① 自分の判断で大丈夫 | 経験が浅いため、リスクの重さを理解できていない | 結果、重大な見落としに繋がる | 
| ② あとでやればいい | 自分基準の“緊急度”で判断してしまう | 相手からは「連絡が遅い」と不信感を持たれる | 
| ③ 報告すると怒られそう | 上司に気を使って黙る心理 | 「報告しない=放置」と誤解される | 
悪意ではなく、「良かれと思って」が裏目に出てしまう。
これが社会人1年目の“報連相ギャップ”です。
報告は「上司に安心を渡す行為」
多くの新人は「報告=上司に責任を押しつける」と勘違いしています。
しかし、本質は逆。
報告とは“上司に安心を提供する行為”なのです。
上司は現場の状況を知らなければ判断できません。
報告があるだけで、適切な判断・フォロー・リスク回避が可能になります。
逆に報告がないと、「何が起きているか分からない」状態になり、
チーム全体の信頼が崩れてしまいます。
報告=安心の共有。
「言わなくても伝わる」は、社会では存在しません。
今日からできる!報告漏れを防ぐ3つの習慣
① 毎朝3分の「報告メモ」習慣
出社後の3分で、「今日の予定」「進捗」「懸念点」をノートに1行ずつ書き出します。
このメモを上司への口頭報告や日報に使えば、報告の精度が格段に上がります。
🪶 おすすめアイテム(PR)
- ビジネス手帳:報告メモに最適 👉 Amazonで見る
 
高橋 手帳 2026年 A5 ウィークリー デスクダイアリー 黒 No.60 (2025年 12月始まり)
※閲覧時期によっては、販売を中止している場合がございます。あらかじめご了承ください。

② 「細かすぎるかな?」と思うことほど報告する
「わざわざ言うほどでも…」と思う情報こそ、実は重要です。
報告は“多すぎて損することはない”。
「報告が多い人=信頼できる人」と上司は感じます。
③ 報告タイミングを決めて習慣化する
「思いついたときに報告する」では抜け漏れが発生します。
- 朝礼後
 - 昼休憩前
 - 終業前
など、時間を決めて報告する習慣を持ちましょう。
継続すれば、報告は“呼吸のような自然な行動”になります。 
信頼は「積み重ねれば財産」失えば「負債」
若手社員の「後で返そう」は、誰にでもある油断でした。
でも、たった一度の判断が、上司やチームの信頼を揺るがせたのです。
一方で、報告を続ける人は信頼を積み上げます。
上司から「何かあったらまずあの人に聞こう」と思われる。
それこそが、社会人としての最大の評価基準です。
1行報告テンプレート(無料配布)
📄 無料ダウンロードはこちら(シートをコピーして使用してください)
👉 1行報告テンプレート(スプレッドシート)
このテンプレートを使えば、
「何を報告すればいいか分からない」という悩みが解消されます。
朝3分のメモで、あなたの信頼残高を確実に増やしましょう。
まとめ:報告は“信頼のリレー”
報告とは、単なる業務連絡ではありません。
上司やチームに“安心”を渡す行動です。
今日から、手帳に「報告メモ」を1行書いてみてください。
その1分が、あなたの未来の信頼をつくります。
🔍 関連性が高い記事
💡 最後に:学長メッセージ
報告は「上司のため」ではなく、「自分の未来のため」にするものです。
今日の1行が、明日の信頼を育てます。
びじたまアカデミーは、あなたの“社会人としての成長”を全力で応援します。
当サイトは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによって紹介料を得る
アフィリエイトプログラム(Amazonアソシエイト・プログラム)の参加者です。
価格・在庫情報は記事掲載時点のものです。最新情報はAmazon公式サイトにてご確認ください。