
こんにちは!
「びじたまアカデミー」学長のbochanです。
前回は、PREP法(結論→理由→具体例→再結論)を使って「伝わる話し方」を紹介しました。
今回は一歩進んで、“相手の心を動かす”プレゼンのコツをお伝えします。
💭 頑張ってるのに、伝わらない…
「話すのは苦手じゃないのに、反応が薄い」
「頑張って資料を作ったのに、“で、何が言いたいの?”と言われた」
そんな経験、ありませんか?
実はこれ、あなたの話し方が悪いわけではありません。
社会人1年目のうちは、“どう話すか”より“何を伝えるか”を教わる機会が少ないんです。
だからこそ、今ここで「話の型」と「伝え方のコツ」を知ることが大切なんです。
⚠️ 「伝える」だけでは仕事は進まない
社会人の会議や報告の目的は、“話すこと”ではなく、相手を動かすこと。
たとえばこんな場面👇
- 上司に「この企画、やってみよう」と思わせる
- チームに「自分も協力したい」と感じてもらう
- お客様に「この商品いいね」と決断してもらう
どれも共通しているのは――
相手の行動を変えることがゴールだという点です。
🤝 僕も昔、話が“通じない”タイプだった
正直に言うと、僕も新人の頃はプレゼンが大の苦手でした。
声は震えるし、話がまとまらないし、
「何を伝えたいのか分からない」と言われるたびに落ち込みました。
でも、あるとき上司から言われた一言がきっかけで変わりました。
「話すって、“自分が伝えたいこと”じゃなくて、“相手が理解できる形”で伝えることだよ。」
その瞬間、目からウロコでした。
そこからPREP法やストーリー構成を意識し始めたら、驚くほど反応が変わったんです。
つまり、プレゼンはセンスではなく、練習で身につく技術なんです。
💡プレゼンの本質は「相手を動かすこと」
① PREP法で“筋の通った話”をする
プレゼンの基本中の基本がPREP法。
「結論→理由→具体例→再結論」の順に話すだけで、論理的で伝わりやすくなります。
📌 たとえば社内提案なら…
結論:この新しいアプリを導入すべきです。
理由:今のやり方だと月20時間の無駄が出ています。
具体例:A社は同じアプリを使って業務時間を25%短縮しました。
再結論:だから私たちも導入を検討すべきです。
このように「先に結論」→「理由と根拠」→「もう一度結論」を意識すると、相手の頭にスッと入ります。
② ストーリーで“感情”を動かす
人は論理ではなく感情で動くと言われています。※1
つまり、「データ」だけでなく、「物語」が大切。
例:
「実は僕も、最初はこの方法に半信半疑でした。
でも試してみたら、上司に“すごくわかりやすかった”って言われたんです。」
こんな実体験を1つ入れるだけで、共感が生まれます。
聞き手が“自分ごと”として想像できるストーリーを意識しましょう。
③ 非言語ד間”で伝わり方が9割変わる
よく「メラビアンの法則」として、
「言葉7%・声38%・見た目55%で印象が決まる」と言われますが、
これは感情が関わる場面に限られた研究結果です※2。
とはいえ、姿勢・表情・声のトーンが伝わり方に大きく影響するのは確か。
🔹 姿勢:背筋を伸ばすだけで「自信」が伝わる
🔹 視線:一人ずつゆっくり目を合わせる
🔹 間:3秒の沈黙で“説得力”が生まれる
言葉を並べるよりも、「見せるプレゼン」を意識すると一気に印象が変わります。
🧘♂️ 緊張を味方に変える3つの準備法
1️⃣ 話す目的を一言で言えるようにする
👉「今日は何を一番伝えたいか?」を明確に。
2️⃣ 成功する自分をイメージする
👉脳科学的にも、“成功のイメージ”を繰り返すと行動が安定します。
3️⃣ 深呼吸でリセットする
👉4秒吸って・4秒止めて・4秒吐くと、副交感神経が働き緊張が和らぎます※3。
「自分は大丈夫」と小声で言うだけでも、脳は“安心”を感じるんです※4。
💬 質疑応答は「信頼を築くチャンス」
質問タイムで焦る人が多いですが、
実はここが“評価を上げるチャンス”です。
💡コツは3つ:
- 質問を繰り返して時間を稼ぐ(確認にもなる)
- 知らないことは正直に伝える:「確認してご連絡します」でOK
- PREP法で答える:「結論→理由→補足」でスッキリ伝わる
「わからないことを認める誠実さ」こそ、信頼の源です。
💻 デジタル時代のプレゼン術(Zoom・Teamsなど)
オンラインでは、熱量が画面越しに伝わりにくいのが難点。
だからこそ、少しオーバーに伝えるのがコツです。※5
🎥 ポイント:
- カメラ目線で話す(=相手の目を見る意識)
- 表情とジェスチャーをやや大きめに
- チャットを使って反応を拾う
“対話している”感覚をつくることで、集中力と信頼感が上がります。
💪 日常で鍛える「プレゼン筋」
筋トレのように、プレゼンも毎日の練習で上達します※6。
- 1日1PREP:「今日伝えたいこと」を1分で話してみる
- 録音して聞き返す:自分の口グセや話す速さをチェック
- 上司に「今の話、どうでした?」と一言フィードバックをもらう
この3つを1か月続けるだけで、“話す自信”が確実につきます。
🌱 びじたまアカデミーは“あなたの伴走者”
僕が伝えたいのは、
「もっと早く知っておけばよかった」という後悔を、あなたにはしてほしくないということ。
話し方も、練習すれば誰でも変われます。
びじたまアカデミーは、その“変化の最初の一歩”を一緒に歩む場所です。
🚀 1か月後、プレゼン後に上司が笑顔でうなずく自分を想像してみて
「お、わかりやすかったな」
そう言われる瞬間を思い浮かべてみてください。
今日の小さな練習が、その未来を作ります。
🏃♂️ 今日からできる3ステップ
✅ PREP法を使って1分話してみる
✅ 「相手がどう感じるか」を意識して話す
✅ プレゼン後に「相手は動いたか?」を振り返る
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🔍 出典・参考文献
※1 デール・カーネギー『人を動かす』(創元社)/Garr Reynolds『Presentation Zen』(New Riders, 2008)
※2 Mehrabian, A. (1971). Silent Messages(感情表現の場面に限定した研究)
※3 国立精神・神経医療研究センター「呼吸法によるリラクゼーション効果」
※4 American Psychological Association「Managing Performance Anxiety」
※5 Microsoft Teams/Zoom公式ガイド「Virtual Presentation Tips」
※6 Amy C. Edmondson『The Fearless Organization』(Harvard Business Review Press, 2018)