
こんにちは!
「びじたまアカデミー」学長のbochanです。
前回は「タスク管理術」について、
やることの見える化(一覧にまとめる)→優先順位をつける→PDCA(計画→実行→確認→改善)で回すという流れを紹介しました。
結果、ムダな動きが減り、「自然と仕事が前に進む」状態をつくることができましたね。
そして今回からは、新シリーズ「コミュニケーション力を高める実践方法」。
第1回のテーマは、ずばり「聞く力(傾聴スキル)」。
「話すのは得意だけど、聞くのはちょっと苦手…」という人も多いと思います。
でも実は、“信頼される人”ほど聞く力が高いんです。
この記事では、
今日から誰でも使える「4つの聞き方の型」を紹介します。
明日からの会話で「感じがいい」「話しやすい」と思われるはずです。
「ちゃんと聞いてるつもり」なのに伝わらない…😞
- 「頷いてるのに、なんか上司の反応が冷たい…」
- 「相槌(あいづち)してるのに、“聞いてない”と言われた」
- 「説明を聞いたはずなのに、仕事の指示を間違えた」
こうした経験、誰にでもあります。
でも、あなたの性格や努力が悪いわけではありません。
そもそも「正しい聞き方」は、学校でも会社でもほとんど教わらないからです。
“聞けていない”ことで起きる3つの損失 ⚠️
- 誤解が生まれる
→ 指示を取り違えて、やり直しや残業が増える。 - 相手の本音を逃す
→ 表面的な会話しかできず、信頼関係が深まらない。 - 成長のチャンスを失う
→ 「話が通じない人」と思われ、重要な仕事を任せてもらえない。
つまり、聞く力=信頼を貯めるスキルなんです。
僕も昔は「聞いてるつもり」でした 🤝
新入社員のころ、上司に「明日までに会議資料を直して」と言われて、
翌日提出したら「違う、そういう意味じゃない」と怒られた。
「ちゃんと聞いてたのに…」と思いました。
でも実は、「目的」や「修正箇所」を自分の中で勝手に解釈していたんです。
その日から、「どういう意図ですか?」「どの部分を修正しますか?」と聞くようにしたら、
一度でOKをもらえるようになりました。
「もっと早く知っておけばよかった」
この後悔こそが、びじたまアカデミーを立ち上げた原動力です。
知り、意識し、行動を変えれば、人は必ず変わる。
今日からできる!聞く力の「4つの型」🎯
以下の4つを使い分けるだけで、会話の質と信頼度が一気に上がります。
① 目線のマナー:「3秒見て、1秒そらす」👀
- 目的:「あなたの話に集中しています」という意思を伝える。
- やり方:相手の眉間(まゆげの間)を見ると自然。
ずっと見つめすぎると怖い印象になるため、3秒見て→1秒そらすを繰り返します。 - 具体例:
打ち合わせ中に、資料→相手→メモの順で目線を動かすと自然。
② 相槌(あいづち)のバリエーションを使う 🗣️
「はい」だけでは、聞いている印象が薄くなります。
少し言葉を足すだけで、会話があたたかくなります。
| 種類 | 例 | 効果 |
|---|---|---|
| 理解 | 「なるほど」「そういうことですね」 | 話の内容を理解しているサイン |
| 共感 | 「それは大変でしたね」「よかったですね」 | 相手の気持ちを受け止める |
| 驚き | 「そうなんですか!」「初めて知りました」 | 関心・リアクションを見せる |
| 同意 | 「おっしゃる通りです」「確かにそうですね」 | 同じ方向で考えている印象を与える |
❌「はい、はい、はい…」
⭕「なるほど、それは大変でしたね」
たったこれだけで、“聞く姿勢”が伝わるんです。
③ オウム返し:「つまり、○○ということですね」🔁
- 目的:相手の話を正しく理解し、誤解を防ぐ。
- 例文:
- 「整理すると、○○ということですね」- 「つまり、△△を直せばいいということですか?」
- 効果:「ちゃんと理解してくれている」と相手が安心する。
💡たとえば上司から「来週の会議資料をもう少し具体的に」と言われたら、
「具体的に、数字の根拠を増やすという意味ですか?」と確認してみましょう。
これだけで「仕事が正確で早い人」という印象になります。
④ 質問で深掘り:「具体的には?」「なぜ?」❓
「なるほど」で終わらせず、一歩踏み込む質問を。
| 質問のタイプ | 例 | 効果 |
|---|---|---|
| 具体化の質問 | 「具体的にはどんなことですか?」 | 抽象的な話を明確にする |
| 理由の質問 | 「なぜそう思われるんですか?」 | 背景や意図を理解する |
| 感情の質問 | 「その時はどんな気持ちでしたか?」 | 相手との信頼を深める |
🎯 ポイント:1テーマにつき質問は1〜2個まで。
聞きすぎると“尋問”に感じられるので注意!
びじたまアカデミーは、あなたの「伴走者」🎒
びじたまアカデミーは、「知る→意識する→行動する」ための学びの道しるべです。
完璧を目指す必要はありません。
今日の会話で「相槌3回」「要約1回」「質問1回」を意識するだけでOK。
少しずつ、聞く力を一緒に育てていきましょう。
1か月後を想像してみて 👟
上司の指示が一度で理解できて、
先輩との会話がスムーズに進む。
「任せても安心だな」と言われる自分を、想像してみてください。
6️⃣ Action|“聞く筋トレ”で毎日1歩ずつ 💪
| レベル | 内容 | ゴール |
|---|---|---|
| Level1(今日) | 相槌3回・要約1回・質問1回を実践 | 聞き方を意識する |
| Level2(1週間) | 毎日テーマを決めて練習(月:相槌/火:要約/水:質問) | 習慣化 |
| Level3(継続) | **PDCA(計画→実行→確認→改善)**で振り返り | 成長を仕組み化 |
学長のひとこと
「“話す前に、聞くを整える”だけで、信頼は自然と積み上がります。」
よくある失敗と改善法 🧯
| 失敗パターン | 症状 | 改善策 |
|---|---|---|
| 相槌が単調 | 「はい」ばかりで印象が薄い | 感情に合わせて言葉を変える |
| 質問攻め | 相手が疲れてしまう | 1テーマに質問は1〜2個 |
| 自分語り | 「私も…」とすぐ話を奪う | 相手が話し終わるまで待つ |
まとめ|「聞く力」は最強の“信頼装置”🔑
聞く力を磨くと、3つの変化が起きます。
- ✅ 認識ズレが減り、仕事が正確になる
- ✅ 相手の本音が引き出せる
- ✅ 任せてもらえる仕事が増える
聞く力は才能ではなく技術(スキル)です。
今日からの1会話に、1つだけ実践してみてください。
小さな一歩が、確実な信頼につながります。
次回予告|「話す力(伝える力)」──PREP法で“わかりやすく伝える”📣
次回は、PREP法(結論→理由→具体例→結論)を使って、
「短く、わかりやすく伝える」話し方のコツを解説します。
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出典・参考文献
※1 経済産業省(2018)「社会人基礎力」:社会人に求められる3能力・12の能力要素。
※2 Carl R. Rogers & Richard E. Farson (1957) “Active Listening”:傾聴理論の原典。
※3 Harvard Business Review (2016) “What Great Listeners Actually Do”:優れた聞き手の特徴。
※4 APA Dictionary “Active listening”:心理学的定義。
※5 ISO9001(品質マネジメント規格)— PDCAの国際標準。
※6 GLOBIS 学び放題 公式サイト。
📌 今日のチェックリスト
- 相槌3種を使った
- 要約で認識合わせをした
- 「具体的には?」「なぜ?」を1回ずつ使った
- 3秒目線→1秒そらすを意識した
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💬 学長メッセージ
難しいことはひとつもありません。
「聞く力」は、“相手の気持ちを受け取る姿勢”のこと。
明日の会話が、少しだけ優しく変わりますように。