こんにちは!
「びじたまアカデミー」学長のbochanです。
前回は「タイムマネジメント編」で、限られた時間を有効に使うコツを紹介しました。
今回はその次のステップとして、仕事の進め方そのものを改善する「PDCA」について解説します。
💭 「頑張っているのに結果が出ない…」そんな経験ありませんか?
「毎日ちゃんとやってるのに、なぜか上司に評価されない」
「仕事の進め方がイマイチつかめない」
──そんな悩みを持つ新社会人は少なくありません。
でも安心してください。あなたの努力が報われないのは「能力がないから」ではなく、正しいやり方(フレームワーク)を知らないだけなんです。
⚠️ 今のままだと、努力が空回りするかも?
社会人1年目に多いのが、
「とにかく手を動かす」→「忙しいのに成果が出ない」→「自己肯定感が下がる」
という悪循環です。
このループから抜け出すためには、
“考えてから動く”ための型=PDCAを身につけることが欠かせません。
🤝 僕も最初は「行動力=正義」だと思っていた
実は僕も新人の頃、
「まずはやってみる!」が口ぐせでした。
でも、報告のたびに上司から
「何のためにやってるの?」「結果はどうだった?」
と聞かれて答えられず、悔しい思いをしたんです。
そのとき初めて気づきました。
ただ頑張るだけでは評価されない。目的を持って、改善し続ける力が大切なんだと。
🚀 そもそも「PDCA」とは?
PDCAとは、
仕事や勉強の質を高めるための改善サイクルのことです。
Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Action(改善)
この4ステップをぐるぐる回すことで、
どんな業務でも少しずつ成果を伸ばすことができます。
トヨタやソニーなど、多くの企業でも採用されている基本フレームワークです(※1)。
🏫 「高校のテスト勉強」で考えるとわかりやすい
たとえば高校時代の「中間テスト」を思い出してみましょう。
- Plan(計画):数学で80点を目指し、毎日1時間勉強すると決める
- Do(実行):実際に問題集を進め、週末に過去問を解く
- Check(評価):正解率を確認し、図形問題の弱点に気づく
- Action(改善):次の週から図形を重点的に練習する
このサイクルを回すほど、テストの点数も上がっていきましたよね。
社会人になっても、やることが変わるだけで考え方の本質は同じなんです。
🌱 効果的にPDCAを回す2つのコツ
① 完璧な計画より「まず動く」
最初から完璧を目指すと、動き出しが遅れます。
PDCAの本質は「回しながら改善すること」。
やってみて初めて見える課題があります。
② 小さく・早く・止めずに回す
大きな計画を立てて終わり…ではなく、
毎日のタスクや報告でも小さく回すことが大事。
改善の積み重ねが、気づけば同期との差になります(※2)。
🎯 「目的」「目標」「手段」を混同しない
PDCAの出発点は、「なぜやるのか(目的)」を明確にすること。
| 種類 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 目的 | 最終的に達成したいこと | 英語を使って海外の人と仕事する |
| 目標 | 目的に近づくための到達点 | TOEIC800点を半年で取る |
| 手段 | 目標を実現するための行動 | 毎日1時間オンライン英会話 |
よくあるのが「TOEIC800点を取る」が目的になってしまうケース。
でも、それは目標にすぎません。
手段と目的を取り違えると、
「頑張っているのに成果が出ない」状態になってしまいます(※3)。
✍️ 今日のミニワーク
あなたが今取り組んでいる仕事を、次の3つに分けて書いてみましょう。
- 目的(なぜやるのか?)
- 目標(いつまでに・どのレベルまで?)
- 手段(具体的にどう動く?)
それをもとに、今日からPDCAを1サイクル回してみてください。
最初は小さくて大丈夫。
「昨日より少し良くなる」を繰り返すことが、成長の習慣化につながります。
💬 学長のひとこと
僕自身、「もっと早くPDCAを知っていれば」と何度も思いました。
でも、知るのが遅くても遅すぎることはありません。
大切なのは「今、知ったなら今日からやる」ことです。
びじたまアカデミーは、その一歩を一緒に踏み出す場所です。
🔍 まとめ|PDCAは“考えて動ける人”への第一歩
- 行動する前に「目的」「目標」「手段」を整理する
- 完璧を目指さず、まず動いて改善を繰り返す
- 小さく回し続けることで確実に成長できる
1か月後、
あなたが自信を持って「仕事が楽しい」と言えている姿を、想像してみてください。
その未来は、今日PDCAを回し始めるかどうかで決まります。
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🧩 出典・参考文献
※1:経済産業省『社会人基礎力に関する調査報告書』(2023年)
※2:トヨタ生産方式「カイゼン」の考え方(トヨタ自動車公式サイト)
※3:経団連『新入社員の意識調査』(2024年)
※4:厚生労働省『職場における若手人材育成に関する調査』(2022年)
✅ 次回予告
次回は、「やることが多すぎて何から手をつけていいかわからない…」を解決する
タスク管理術について解説します。
あなたの毎日がスッキリ整理されるヒントをお届けします。
👉 保存して、次回も一緒に学びましょう!