
こんにちは!
「びじたまアカデミー」学長のbochanです。
前回は、クリティカルシンキング(=物事を客観的・論理的に考える力)の第一歩として、
「目的を意識して考える」ことの大切さをお伝えしました。
今回はその第2弾。
テーマは――
「思考のクセを疑う」こと。
「自分の考えを一度疑う」だけで、判断力も信頼も大きく変わります。
😔 「頑張ってるのに評価されない…」その原因は“思い込み”かもしれない
「頑張ってるのに結果が出ない」
「正しいと思って行動したのに、上司からズレてると言われた」
そんな経験、ありませんか?
それは努力不足ではなく、“思考のクセ(=バイアス)”に気づいていないだけです。
人は誰でも、無意識のうちに「こうに違いない」と思い込んでしまう傾向があります。
でも、そこに気づける人ほど、成長が早いんです。
⚠️ 「自分は正しい」という思い込みが、成長を止める
「自分は客観的に考えられている」と思っていても、
実は誰もがバイアス(bias:思い込み・偏見)を持っています※1。
たとえばこんな場面👇
- 「この商品は絶対にウケる!」(根拠がない自信)
 - 「うちの会社は昔からこのやり方で成功してきた」(過去への執着)
 - 「あの人は口数が少ないからやる気がない」(印象での決めつけ)
 
どれも一見もっともらしく聞こえますが、
冷静に考えると「思い込み」による判断です。
この“無自覚なバイアス”が、
ミスや非効率、さらには人間関係のトラブルを引き起こす原因になります※2。
🤝 学長も昔は「自分が正しい」と思い込んでいた
「自分の意見に自信を持つことが社会人として大事だ」と思っていた時期がありました。
でも、ある会議で上司にこう言われたんです。
「bochan、それって事実? それとも君の感覚?」
ハッとしました。
自分では“正しい”と思っていた意見が、
ただの感覚や経験の延長線上だったんです。
その日から僕は、何かを提案するときに
「根拠は?」「他の見方は?」と自問するようになりました。
結果、判断ミスが減り、信頼も増えた。
「もっと早く知っておけばよかった」
この後悔こそ、びじたまアカデミーを立ち上げた原動力です。
💡 “自分の考えを一度疑う”だけで、世界が広がる
クリティカルシンキングの第2ステップは、
「自分の考えは間違っているかもしれない」と仮定して考えること。
たったこの一言で、思考の質が劇的に変わります。
🔍 Step 1:自分の考えを疑ってみる
- 「本当にそうだろうか?」
 - 「なぜそう思うのか?」
 - 「他の可能性はないか?」
 
📊 Step 2:感覚ではなく“データ(事実)”で裏付ける
- 「その根拠は何ですか?」と聞いてみる
 - 自分の意見に、調査や事例を添える
 - 企画前にアンケート・市場データを確認する
 
これは相手を否定するためではなく、より良い答えを見つけるためのステップです。
🎓 例:大学のサークルイベント企画
- ❌ 悪い例(思い込み)
「去年のイベントが成功したから、今年も同じでOK」
→ 参加者層が変わり、集客が激減。 - ✅ 良い例(考えを疑う)
「去年成功したけど、条件は同じだろうか?」
「アンケートで改善要望を見てみよう」
→ データをもとに新企画を立案し、満足度アップ! 
「去年うまくいったから今年も大丈夫」――
この思考停止こそ、バイアスの典型です※3。
🎯 びじたまアカデミーは“思考の筋トレ”の場
クリティカルシンキングは、頭の使い方の筋トレです。
最初は疲れますが、続けるほど柔軟な発想ができるようになります。
びじたまアカデミーでは、
そんな「考える力」をやさしく鍛える記事をお届けしています。
「知る → 意識する → 行動する」
その3ステップで、人は必ず変われます。
🚀 1か月後、“判断が早く・正確な自分”を想像してみて
会議で根拠をもとに意見を言えるようになったら、
上司の見る目も、同期からの信頼も変わります。
1か月後、データとロジックで話せる自分を想像してみてください。
その第一歩は――
「自分の考えを一度疑うこと」です。
🏃♂️ 今日のミニワーク:あなたの“思い込み”を見つけよう!
- 最近「これは絶対正しい」と信じたことを思い出す
 - その根拠を書き出してみる
 - それは“事実”か“思い込み”かを確認する
 
この習慣を続けるだけで、思考のクセが少しずつ減っていきます。
そして、**「自分で考える力」**が確実に育ちます。
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📚おすすめタイトル
- 『反応しない練習』(草薙龍瞬)
 - 『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー)
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🧭 学長のひとこと
思考のクセを疑うことは、自分を否定することではありません。
むしろ、“より正しく見ようとする誠実さ”です。
それができる人ほど、確実に信頼され、成長します。
今日から一緒に「考える力」を磨いていきましょう。
🪶 出典・参考文献
※1 Kahneman, D. (2011). Thinking, Fast and Slow. Farrar, Straus and Giroux.
※2 Sustainability Methods “Bias and Critical Thinking” (2023)
※3 GLOBIS『MBAクリティカル・シンキング』(ダイヤモンド社, 2019)
※4 Research Rockstar “Critical Thinking: Minimizing Bias in Data Analysis” (2024)
※5 経済産業省「社会人基礎力に関する調査」2023
※6 草薙龍瞬『反応しない練習』(KADOKAWA, 2015)